ニッポンの洋菓子

昭和のテーブルの上に載せたかったお菓子は
ニッポンの洋菓子。
本場フランス菓子でもアメリカンスイーツでもない
ニッポンで日本人の味覚や好みに合わせ、
そして手に入る材料を使いながらアレンジした「洋菓子」。
久しぶりにそんなお菓子を作ってみたくなったのです。
zyayoyoyeyo3.jpg
そして作ったのは黄色いおそばのモンブラン。
口溶けの良いふんわりとしたスポンジをしっとりとさせるのは
優しいラム酒風味のシロップ。
そして中には濃厚すぎないカスタードクリーム。
トップのセンターには脂肪分高めのホイップクリームを絞り
その周りを黄色いモンブランペーストでカバーします。
私が洋菓子の世界に飛び込んだ30年前、これは立派な洋菓子でした。
茶色いおそばのモンブランの方が珍しくて黄色が主流。
生クリームの脂肪分は高い方が主流で贅沢!とされていた時代。

ジェノワーズの作り方ひとつ取っても
ホンモノのフランス菓子の味わいを目指し
ホンモノのフランスの食材が手軽に手に入る今とは常識が異なります。
でもあの頃のあの製法が間違っていたわけではないのです。
ニッポンの洋菓子はあの製法の方がきっと美味しくて正解。
そしてそれはそれで完成された味なのです。
だからこのパーツのどれかひとつでも本場フランス風に作ると
味のバランスが崩れて、なんとも美味しくなくなっちゃうから面白い。
zyayoyoyeyo4.jpg
「そうそう、こうやってまずは紙カップをはがすのよね〜。」
「うわ〜!ふわふわ!!」と皆さん、それぞれに懐かしがりながらの
ティータイムとなりました。
zyoyyyayyyay1.jpg
サブメニューはこちら。
これはピスタチオのクッキーです。
これもニッポンの洋菓子。

フランス風に粉を焼き切りしっかりと焼き色を付けてしまったりせずに
敢えて低温で風味を残して焼き上げます。
でもさっくり、ほろりとするように丁寧に焼き上げます。

最近17歳で初めてお菓子屋さんでアルバイトした時のお店のレシピノートや
職人見習いとして師匠のお店に就職したばかりの頃のノートを見返しては
これはこれでアリだな…。と思う美味しいお菓子を再発見します。

当時手に入る材料で工夫して「舶来物」に憧れながら作られた洋菓子は
それは決して「間に合わせ」なんかじゃなく、ニッポンで進化した
「ニッポンの洋菓子」なんだなぁ…と久しぶりに作って思いました。

***********************************

*会員の皆さまへの業務連絡*
最後に業務連絡です。
10月のお料理・お菓子教室共に大変申し訳ありませんが
お休みさせて頂きます。
11月は通常通りの開催を予定しております。
カレンダーにも11月の予定はすでに入れてあります。
カレンダーをご確認の上、スケジュール調整をお願いいたします。
また、カレンダーのパスワードをお忘れになってしまった方のために
こちらに日程を入れさせて頂きます。

お料理教室
11月2日(金)11:00〜
11月3日(土)11:00〜
お菓子教室
11月16日(金)11:00〜(自由クラス)
18:30〜(自由クラス)
11月17日(土)15:30〜(自由クラス)

11月11日(日)12:30〜
こちらは変則的なレッスンです。
基礎クラスの10・11月のカリキュラムを1日でやるクラスですので
通常よりも 時間が長くかかります。
ご興味ある方はメールにてお問い合わせください。

***