出逢い

あの日、箱根の山で出逢った3匹の仔猫たち。
一瞬で決めた訳じゃないし、運命を感じたわけでもない。
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でも秋の陽差しの中、あまりにこの子達のいのちは
儚げに思えて、しのびなくて、せめてお腹を満たしてあげようと
持っていたかまぼこをちぎってあげた。
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大きさから見るときっと3ヶ月くらいに見えた。
たった3ヶ月前にこの世に生まれてきたのに
このままここにいたらきっと冬は越せないだろう…と思った。
それでも出来たてのいのちはキラキラと輝いていて無邪気に見えた。

最初に捕まえたのはかんな。
警戒心より食欲が勝っちゃって私のすぐ側まで近付いたところをキャッチ。
次に捕まえたのははこ。
投げたかまぼこを他の2匹に取られちゃって食べそびれる
一番身体の小さくて、捕まえたときにあばら骨を感じるくらい痩せていた。
最後に残ったレオは、一度捕獲に失敗。
だからもう近付いて来ないだろうなぁ…と思った時には絶望したよ。
この子だけをここに置き去りにしたら絶対に私は後悔する、と思った。
だから捕まえられるまでここにいるしかないな…と覚悟をしたよ。
…でもそしたら案外あっさりとかまぼこにつられてもう一度
出てきてくれたから、今度はどんなに噛まれても引っかかれても
絶対に離さない!って思ってレオを摑んだ。
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あの日の帰り道、渋滞の中ぽっかり浮かんだ月を覚えている。
まさか自分がもう一度猫を飼うことになるなんて…!と
思ったことを覚えている。

良い生活はさせてあげられないかもしれないけれど
雨風凌げて、お腹を満たすことくらいならしてあげられる。
「大丈夫だよ、ずっと一緒だよ。私が守ってあげるからね。」
と3にゃんと約束した。

あれから調度2年が経ったね。
可愛く、良いコに育ってくれてどうもありがとう。
最近の色々な状況を考えるとおばさんはちゃんと正しく
あなた達を守ってあげられるか、時々不安になるけれど
でもずっと一緒だよ。そして絶対に一緒だよ。

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