Archive for 9月, 2015

ちょきちょき&縫い縫いデー

9月に入ってから爽やかに晴れた日が少ないと思うのは
気のせいではないですよね?
基本引きこもりの私は、天気が悪いと尚更引きこもります。

でもここの所一時の忙しさから解放されちょっと余裕のある日々、
何をするわけでもなく家にずっと引きこもっていると
さすがの私も(?)なんとな〜く罪悪感…というか
お天道様に(隠れてるけど)申し訳なく思ってきます。

そんなわけで、天気の悪い日々、家の中を見回して
忙しかった日々に気になっていたことをしようと思い立ちました。
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古くなってくったりしたり、猫が裂いてしまったベッドリネンや
シミが取れなくなったり、穴が空いてしまったキッチンリネン、手ぬぐい
果てはTシャツなど、家中の古布を集めて一斉に拭き掃除に使いやすい
大きさにちょきちょきと切ってウエスにしました。

ボックスシーツ1枚・フラットシーツ1枚・掛け布団カバー1枚と
あれやこれやの細かい布を大体の大きさを揃えてカットするのに
ほぼ半日、費やしてしまいました。
でもこういう事って日々こまめにやるよりもある程度貯めてから
やった方が達成感があっていいものです。(言い訳)

いざチョキチョキを始めてみると猫がかぎ裂きにした掛け布団カバーは
その他の部分はそんなに痛んでいないことが判明。
これ、ウエス以外にならない?と私のケチケチ精神が頭をもたげます。
そんなわけで一部を使って急遽枕カバーを作ることにして
今度は縫い縫いまで始めることに…。

そうなると滅多に出動しないミシンを出したからには
他にやることなかったっけ? とフランスで買ったきり眠らせっぱなしの布で
テーブルランナーを数枚仕上げました。
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私のお裁縫箱の中身は母から譲り受けたものが結構あり
このミシン糸も多分母のものです。
今は糸巻きはプラスティック製が普通ですが
一昔前はこんな木製だったのですよね。
絹糸の艶と木の風合いが美しいなぁ…とふと手を止めて思います。

結局ちょきちょきと縫い縫いに一日半を費やして
出来上がったのは二枚のテーブルランナーと2枚の枕カバー
そして山のようなウエスです。
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出来上がったウエスはこんな風に大きさに合わせて
適当な容れ物を探して数個に分け、家のあちこちに設置。
ちょっと埃が気になるとき、キッチンの掃除の時など
惜しげもなく使ってはポイッとごみ箱へ。

大きな状態で捨てるのは罪悪感があるけれど
こんな風に使って捨てると、使い切った感があって
同じように家の中からは消えて行くけど
こちらの気持は全然違います。

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年内のお教室のスケジュールはカテゴリー
お教室スケジュールのご案内」をご覧ください。
何卒よろしくお願い申し上げます。

9月・10月・11月・12月のお教室スケジュール

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すでにお教室の生徒の皆さまにはメールにてお伝えしている内容ですが
万が一届いていない場合は、その旨ご連絡ください。

またトライアルや新たにお教室へのご参加をお考えの皆さま
今後のスケジュールです。
ご興味ありましたら是非メールにてご連絡いただければと思います。

お申し込み、お問い合わせは
info@k-yanase.com
へメールにてお願いいたします。
*9月のお菓子教室
9月18日(金)11:00〜14:30 自由クラス
9月19日(土)11:00〜14:30 基礎クラス(シフォンケーキ)
9月19日(土)15:30〜19:00 自由クラス

*10月のお料理教室
10月2日(金)11:00〜16:00
10月3日(土)11:00〜16:00

*10月のお菓子教室
10月16日(金)11:00〜14:30 自由クラス
10月17日(土)11:00〜14:30 基礎クラス(アップルパイ)
10月17日(土)15:30〜19:00 自由クラス

*11月のお料理教室
11月7日(土)11:00〜16:00
(11月はTV収録のため料理教室は1日のみの開催となります。)

*11月のお菓子教室
11月20日(金)11:00〜14:30 自由クラス
11月21日(土)11:00〜14:30 基礎クラス(ゴールデンモカケーキ)
11月21日(土)15:30〜19:00 自由クラス

*12月クリスマスパーティー
12月19日(土)12:00〜だらだらと…。

12月はTV収録のためお料理・お菓子教室共にお休みさせていただきます。
そして毎年恒例のクリスマスパーティーを開催します。
こちらのパーティーは会員の方のみのご参加とさせていただきます。

皆さまのご参加をお待ちしております。

柳瀬久美子

秋の気配(9月のお料理教室)

もういい加減に暑いのには飽きた!
早く秋が来ればいいのに…!なんて言っていたクセに
夏の終わりはやっぱり何となくサミシイものです。
ましてや今年のようにあまりに唐突に夏が終わると
「ちょっと待って!!」と言いたくなるような…。
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9月のお料理教室はそんな9月初旬に行いました。
メニューもテーブルセッティングもどこに照準を合わせるべきか
悩んで「ちょっぴり秋」をイメージしました。
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本格的に重い秋色を持って来たくはなかったので藤色のクロスに
ところどころにほんのり秋を感じる様な色合いのものを
淡く淡くのせてみました。
余談ですが、この藤色のクロスは大のお気に入りなのですが
写真で色を出すのが本当に難しい!!!
このクロスの美しさの半分も表現できてない自分の写真にがっかりです。
(しかも撮るたびに色が違う…)
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お花は大好きなワレモコウと美味しそうな色のケイトウ。
ワレモコウは昔ワレモコウが群生している原っぱを見て以来
夏と秋の境目には必ず一度は活けたくなる花。
さて、今月はメニューもこんな感じで夏から秋へのバトンタッチを
お皿の中でも作るような素材選びをしてみました。
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Aubergines farcies aux fruits secs et au boulgour
ドライフルーツとブルグールを詰めた米なすのファルシ

雑穀好きの私はこういうものは大抵好きなのですが
ブルグール、大好きです。
初めて出逢ったときフランス人が「ぶるぶる」と言っているように聞こえて
「ブルブル」とか「クスクス」とかアラブのお料理は可愛いなぁ〜。なんて
思っていたのですが、「ぶるぶる」ではなく「ブルグール」なのですよ。
ブルグールはデュラム小麦を原料にした粒状のものでクスクスのスムールより
もう少し原材料に近い素朴な風味が特徴です。
オーブンで焼いた米なすにブルグールと香ばしいナッツ、ドライフルーツを
詰めました。
上にのせたクリームにはミントの風味を効かせましたが
スパイスなどは一切使わず素直に素材の味だけで仕上げました。
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Congre poele avec puree de bardane,sauce balsamique
穴子のポワレ・ゴボウのピュレとバルサミコソース

穴子とゴボウは相性の良い素材。
ゴボウをフォンドヴォライユと牛乳で軟らかく煮てピュレにします。
そして皮目の方にだけ小麦粉をふりかけパリッと焼き上げた穴子と
バルサミコソースで仕上げます。
味のアクセントと歯応えをプラスしたくてカカオニブを仕上げに。

カカオニブとゴボウは香りの方向が一緒なのでそんなマリアージュも
おもしろいかな、と思って…。
カカオニブはお菓子の素材としてはかなりポピュラーな存在ですが
最近はスーパーフードとしても注目を浴びているのだそう。
美味しくて身体に良いなんて嬉しいですね。
お料理にもどんどん取り入れていきたい素材です。
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Roule aux marrons
マロンのロールケーキ

デザートはマロンのロールケーキ。
作りやすくて巻きやすいロールケーキ用のビスキュイには
ココアを加えて風味と苦みをプラス。
優しいコクのマロンペーストに去年のマロンの渋皮煮の崩れたもので
作ったマロンのコンフィチュールも合わせてクリームにしました。

まったりと甘いマロンにはちょっと酸味を合わせるのが好きです。
今回はソースにアプリコットのピュレを使いました。
マロンのコンフィチュールとアプリコットのピュレで
お皿に絵を描くようにパイピング。
こんな風にするだけで簡単なお菓子もデザートっぽくなるので
是非参考にしていただけたら、嬉しいです。
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今回合わせたワインは白も赤も大好きな作り手さんの
大好きなワイン。
白ワインのGuy Bossardさんには一度お会いしたことがあります。
握手をしたときの力強さと素朴な優しい雰囲気がなんとも印象的でした。
赤ワインのNicolas Testardさんにはお会いしたことはないのですが
私は彼のワインが大好きで以前にもお教室で紹介したことがあります。
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彼のぶどう畑にはその昔うさぎが沢山生息していたそうで
その区画「ラパン」(うさぎ)にちなんだエチケット。

今月もいらしてくださった皆さま、ありがとうございました。
10月以降のどんな素材が美味しくなるのか考えながら
またメニュー作りに励みます。

パイナップルケーキ(8月のお菓子教室)

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台湾から戻ってきてすぐ8月のお菓子教室を開催しました。
8月のテーブルセッティングはこんな感じ。
早速台湾色が色濃い感じです。(笑)
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この中で今回台湾から連れて帰ってきたものはお茶碗1つだけ。
他は10数年前に中国茶に凝って通った台湾で既に買ったものと
手持ちの和食器を組み合わせて適当に作った即席工夫茶セットです。

工夫茶セットは欲しい。でも日常的に工夫茶をするほど日々の生活は
優雅ではない私には、まるまる一式のセットを揃えてしまう場所のこととか
考えるとどうしても揃えるふんぎりが付かなくて、あるもの利用で
「なんとなくそれ風」を目指してみたらこんな感じになりました。
これが結構自分では気に入っているので良かった、良かった。
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お茶は今回の旅でちょっと奮発して買った台湾高山茶。
ガイドブックにも載る有名なお店ですが
私が絶大の信頼を置いているお店で今の時期にオススメのお茶を
色々試飲させて頂いて選んだものです。
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今月の自由クラスのお菓子はパイナップルケーキ!
(もうベタですみません!)
…でもこのパイナップルケーキ、実は満を持しての登場なのです。

パイナップルケーキが大好きで、以前パイナップルケーキの型を購入。
それから誰かが台湾に行くたびにお土産にパイナップルケーキをもらい
色々なお店の色々な味を食べつつ、自分でも色々な生地や餡を試作しました。
好きなお店の味がいくつかあったので、今回台湾に行ったらその店のものを
同時に試食してからレシピを完成させたいと思っていたのです。

パイナップルケーキの生地にはスキムミルクや粉チーズが入っているものが
多いのですが、スキムミルクは一袋買ってしまってもそんなに一般家庭で
消費するものではないので省きたくて、自分のレシピには入れませんでした。
そして粉チーズ入りの生地はあまり好みではないのでこちらも削除。
さっくりとした食感と中の餡の湿気を吸ってしっとりとする生地部分の
事を考えて粉類をブレンド。
結果、生地だけで焼いたら美味しいクッキーになる様な口当たりの軽やかな
好みの生地が出来ました。

餡は現地でも冬瓜入りの餡とパイナップル100%の餡と2種類あるのですが
伝統的なのは冬瓜入りの方だそうです。
冬瓜が入っているのはねっちりとしていてまさに餡。
一方でパイナップル100%のものはもう少しコンフィチュールっぽい印象。
私はどちらの餡にも好きなタイプがあるので結構迷ったのですが
今回は作りやすさを優先すると、季節じゃないと手に入らない冬瓜は入れずに
パイナップル100%の餡が良いかな…とこちらのレシピをご紹介しました。
餡を炊きあげるのはなかなか大変です。
水分の多いパイナップルをねっとりとまとめられるまで炊きあげるのですから
途中液体が跳ねる、跳ねる!!これが熱い、熱い!!火傷に気を付けながら
炊きあげて行きます。
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餡と生地の分量のバランス。餡の酸味など試作に試作を重ねて
やっと出来上がったお気に入りのレシピを皆さまに紹介出来て満足。
色々引き算した挙げ句、少し足し算したので現地のパイナップルケーキとは
別物で、もう少し洋菓子風な仕上がりになってしまいましたが
焼きたてのパイナップルケーキの美味しさは本当に好きな味に仕上がり
生徒さん達も「こんなに美味しいパイナップルケーキ初めて!」なんて
美辞麗句をいただき私は大満足でした。

が、数日後。
お土産で買ってきたパイナップルケーキと私が作ったパイナップルケーキの
味の変化に気付きました。
お土産で買ってきた数種類のパイナップルケーキもそれぞれ味に
変化があったのですが、ベタな昔ながらのパイナップルケーキはなんと
買った直後よりも美味しくなっていたのです!!
一方私の作ったパイナップルケーキの味は日を追うごとにぼやけた味に…。
パイナップルケーキは台湾の代表的なお土産のひとつ。
出来たてを食べるお菓子ではなく、日持ちも考えられたお菓子。
味のピークを数日後に持ってきているのではないか…!?
とハタと気付きました。
私の作ったパイナップルケーキは焼きたてが一番美味しくて
2〜3日後には劣化していく感じ…。

ん〜〜〜!!恐るべし、パイナップルケーキ!!奥が深い!!!
と今また新たな迷路を見つけてしまい、アレコレ考えている最中ですが
取りあえず私達はおみやげ屋さんをやるわけではないので
日持ち熟成よりは2〜3日以内に食べきれる量を手軽に美味しく…というのが
良いかな….と思ったりしています。
…していますが、数日後のあのパイナップルケーキの美味しさも
気になっているので私のパイナップルケーキ熱はまだもう少し続きそうです。
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オマケのレシピは豆乳ブラマンジェ。
台湾で豆乳で…と言ったら豆花ですが、今回はブラマンジェ。
豆花作りもめちゃくちゃ気にはなっているのですが
豆花の凝固剤や日本と台湾の豆乳の味の違いなどなど問題山積みで
こちらも触りはじめたら簡単には納得のレシピには辿り着かない事必至。
誰かが日本で美味しい豆花のレシピを載せた台湾本を出してくれないかな〜?
と他力本願で待っております。(笑)

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基礎クラスの8月のカリキュラムはババロアです。
アングレーズソースを丁寧に炊き、バニラたっぷりの王道フランスの味!
なのですが、このスタイリングで写真を撮ったらこちらもなんだか
アジアティックな雰囲気になりました。

8月のお教室もご参加くださった皆さまありがとうございました。
9月以降のスケジュールは後ほど別記事で挙げさせて頂きますね。

台湾・好きな風景

急に涼しくなって唐突に今年の夏が終わった感じの今日この頃。
9月になってしまいました。
ブログはもう少しだけ8月の事を書かせてください。
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台湾に記録的な被害をもたらした台風が過ぎた翌日から
2泊3日で台北に行っていました。
台湾に行くのは3〜4年ぶり。
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真夏の台北は暑くて蒸すから辛いだけよ!と台湾通の人達は
口を揃えておっしゃいますが、その時期じゃないと食べられない
愛文マンゴーの美味しさをどうしても味わいたくて行ってきました。
お目当てのマンゴーはやっぱり最高に美味しかったです。
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行く前に行ったらアレを食べよう、ココに行こう…と色々思いを馳せ
短い滞在の間中、食べ物のことだけ考えてウロウロしていましたが
帰って来て写真を整理してみたら、食べ物よりも何気なく撮った
風景の方が多くて、自分の心を捉えたのはちょっとした色のコントラストが
妙に懐かしくなるような風景だったんだなぁ…としみじみ。
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朝ご飯を食べに行ったとあるお店はこんな感じでした。
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年季の入った計りが可愛い!
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ベコベコのアルミのザルの模様もツボです。
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市場で売っていたマヨネーズもそれを置いている台の模様も
なんだかとっても良い感じ!
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懐かしいかたちの炊飯器の色合いは台湾のポストと同じ並び。
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ほらね。
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お店の扉の前で寛ぐわんちゃんは
別に困っているわけではないのだろうけど困り顔!
耳が立っているからフレンチブル…?
でも私にはウチの隣の黒パグのボンちゃんみたいに見えて激写!
ボンも良くこのポーズで寛いでいます。
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路地があると何となく現地のヒトの生活が見られる気がして
入ってみたくなる性分です。
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この青い実は何?後で調べよう…と写真に収めたのですが
見返してみるとこのグリーンと左の赤のコントラストがとてもきれい。
(結局まだこの実が何か調べてません!)
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そして今回私が一番気に入った風景はこの写真。
家の軒先でお茶を飲むためのスペースなんでしょうか?
東京でも私が子供の頃は路地に縁台を出しているお宅って
沢山あったなぁ…なんて思いながら…。

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旅は良いですね。
普段とは違う風景を心に刻みつけるだけでも気持が変わって
刺激になります。
それが何かの役に立つのかどうかは解らないけれど
自分の日常からほんのひととき切り離された場所に行くことは
国内でも国外でも、気持を豊かにさせてくれる気がします。
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私は猫が家にいるとどうもこの子達を置いての旅に躊躇して
出不精になりがちですが、もう少し頻繁にどこかに行きたいな、
なんて思ったり、東京でも知らない場所を「小さな旅」のように
回ってみよう、と思ったり…。

行きは片手でぶんぶん振り回せるくらい軽かった旅行カバン。
2泊3日でも一番大きなトランクを持って行った私。
帰りはお茶やら食材やらをたっぷり詰めて帰って来ました。

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そうそう、本屋さんで自分の本の翻訳版を見つけました。
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「おいしいお菓子の教科書」台湾版はこんな風な表紙です。
こちらで、どなたかの役に立っているなら嬉しいなぁ…。

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