2012/6/27 水曜日
新しい本
*会員様へ業務連絡*
最初に業務連絡から失礼します。
7月のお料理教室・お菓子教室共に会員様専用カレンダーに
スケジュールとメニューを載せました。
ご確認の上、ご参加をお待ちしております。
カレンダーからのご予約でも直接私にメールをくださるのでも
どちらでも構いませんので、皆さまのお越しをお待ちしております。
本日6月26日発売の新しい本です。
「おいしいプリン」エイ出版刊。
これは福田淳子ちゃん、斎藤真紀ちゃんとの共著です。
淳子ちゃんとの共著はこれが2冊目です。
前の共著の担当編集のKさんが今回もまたご縁を結んでくださいました。
そしてもう一人の著者の斎藤真紀ちゃんは私の元アシスタント。
大好きで大切な2人と一緒に本を作れるなんて夢みたいに嬉しいお話し!
こんなステキな事を考えてくださったKさんには感謝感激です。
一緒の本作り…とは言え、それぞれがそれぞれのパートを担当。
淳子ちゃんが基本のプリン。
真紀がフルーツ・野菜のプリン。
私がフレーバープリンを担当しました。
プリンの本を作るのは2回目です。
以前の本は出版社の倒産と共に残念ながら消えてしまいましたが
10年以上前に作った前の本を見ながら、改めてプリンについて考えました。
あの頃とは世の中のプリンの嗜好も随分変わったように思います。
そして自分の中でも変わった部分と変わらない部分があり…
そんなことを考えながらのメニュー提案からレシピ作りまで
私にとってはとても有意義で楽しいお仕事となりました。
本を作るときには色々なことを考えます。
お声をかけてくださった編集者の方の期待に応えたい。
自分らしい本にしたい。
「良い本」を作りたい。
「売れる本」を作りたい。等々…等々…。
でも今挙げた4つの願望だけでも叶えるのは至難の業だし矛盾もあります。
ただこの全ての願望の奥底にある本当の希いはとてもシンプルで
この本を手にしてくださった方が作りやすくて
美味しいと思ってくれるようなものにして
この本をボロボロになるまで使ってもらいたい。と言うことです。
そんなことを考えながら何度も何度も試作をして
「おいしい」と「つくりやすい」のバランスの微調整をしてゆきます。
どこかでだれかのお家の「ウチの味」になれるレシピがこの本の中から
生まれることが結局私達のような仕事をしている人間にとって
一番嬉しい事なのだと最近つくづく思います。
撮影スケジュールは3人の中で私が一番最後でした。
私は他の2人のページを自分の撮影前に見てしまったので緊張しました−!
2人のプリンがとてもキレイで可愛らしかったので
私が失敗して、この1冊を台無しにしないようにしないと!!!との
プレッシャーの中、撮影に突入しました。
…多分他の2人も同じ事を考えながらの撮影だったに違いありません。(笑)
編集者のKさんは
3人3様、それぞれの個性が出た良いページになったと思います。
とおっしゃってくださいました。
そして私もそう思います。
淳子ちゃんのページは淳子ちゃんらしい豊かなメニュー展開だし
真紀のページもぱっと見たら私には「あ、真紀のあしらいだ!」と
すぐに解るシンプルで品の良い仕上げです。
自分のことは良く解らないけど、きっと多分私らしいのだと思います。
どうぞ皆さま、本屋さんで見つけたら是非手にとって下さいね。
そしてお家に連れて帰ってどれからでも良いので作ってみてください。
私達3人が一生懸命考えたお家で作るおいしいプリン達です。
末永く可愛がられる本にしてもらえたら、幸せです。