Archive for 5月, 2012

デスクワークの友

私の仕事は頭よりも身体を使うガテン系。
はい、料理研究家やフードコーディネーターと呼ばれる職種は
最近もてはやられているクリエイティブなお仕事だと思われているようですが
皆さん、なってみれば解ります。
この仕事はね、センスや頭脳よりも体力です。

食器やクロスを探してリース屋さんや雑貨屋さんを歩き回り
食材を探してあちこち行って、集めた食器も食材も全部自分で運んで
店から自宅へ。自宅からスタジオへ…。
そして仕込みも撮影も立ち仕事。
ち〜〜っともおしゃれでもステキでもない肉体労働です。

そんな日々の合間に原稿を書いたり、使ったお金の精算をしたり…と
デスクワークが時々あります。
日頃、脳みそよりも筋肉を使っているワタクシがたまに脳みそを使うと
すぐにエネルギーが切れるから不思議。
肉体労働よりもお腹が空くのです。
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デスクワークの友にキャラメルティーと可愛いクッキー。
これで血糖値を上げて、もうひとがんばりです。
この美味しそうで可愛いクッキーは私が作ったモノではありません。
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こんな可愛らしいボックスに入っていたのです。
これは生徒さんのKちゃんからのいただきもの。
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数種類の大きめのクッキーが箱詰めされていました。
以前はデスク周りでは絶対に何も食べなかったのですが
最近、ゆっくりお茶していると元来が怠け者なので
すぐに数時間リビングで寛いでしまうので
おやつはデスクワークをしながらいただくことが多くなりました。

ぱくぱくっと食べられるデスクの友!
少し大きめのこのサイズがちょうど良くて有り難かったです。
Kちゃん、ご馳走さまでした。
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本日のネコ。
どこにいるか解りますか?
レオ君、クッションのふりをしています。
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そっと近付いて見たら熟睡しています。
可愛いわぁ♪
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私はレオの口元が大好き!
うっすらピンク色でしょ?
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そして肉球はなんだか美味しそうな豆っぽい感じなのです。

自慢

先日、元アシスタントの斎藤真紀ちゃんがウチに来ました。
マキも今では料理研究家として10年近いキャリアのある立派なベテラン。
私生活では小学生の息子を持つ立派なお母さん。

でも私にとってマキはいつまでたっても初めて出逢った19歳の頃のまま。
小さくて、可愛くて、いぢりたくなる存在なのです。(笑)
仕事がらみで家に来たマキちゃんに最近私が買ったお気に入りの型を
自慢しようと見せました。
「ねぇ、ねぇ、コレかわいいでしょ〜〜〜?マキも欲しい?」なんて。
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…そしたらなんとマキちゃんが「あ、これ私の仕事です。」と
この写真とレシピリーフレットを指して言うではありませんか!
もうびっくり〜〜!です。

この型は無印良品が出したシリコンの菓子型シリーズのひとつです。
これはネコちゃん型。他にわんちゃんの型やお家の型などなど
可愛いシリコン型が揃っているシリーズです。
このシリーズのレシピブックや商品説明の写真はマキちゃんのお仕事です。
すごいでしょう?

こんな立派なお仕事をさせていただいているなんて…!!
もうてんてい(先生)は感無量だよ!立派になったねぇ…。
なんて感動している私をすこぶるクールに見つめるマキちゃん。
ほ〜んとマキはいつでもクールなんです。

せっかくマキに可愛い型を発見した自慢をしようと思ったけど
それも出来ずに肩すかしを食らってしまったので
ここでブログを見て下さっている皆さんに可愛い型自慢と共に
ウチのマキちゃん自慢をしようと思ったわけです。

シリコンの型は色々便利で、特にチョコレートやムースなどは
細かいラインまで本当にきれいに型抜きしたものに反映されますが
焼き菓子に焼き色が付きにくいことが難点と言えば難点です。

でもこの写真を見る限り、すご〜く美味しそうな焼き色で
とってもきれいに出来上がっています。
マキちゃんの実力があれば、当たり前と言えば当たり前ですが
ここ、出来る様で出来ない「ワザ」の光っている部分です。

見て嬉しくなるような仕事をしてくれている子分が持てて
親分としてはシアワセです。

早くこの型使って何か作りたいな♪
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この型ではこの模様のお菓子を作って!と
はーちゃんに可愛くおねだりされましたがそれは無理!
アナタの柄は難しすぎます!

言い訳

我が家のカーテンは私が縫っています。
…と言っても私はお裁縫が好きなわけでも得意なわけでもありません。
私が縫うのはテーブルクロス・エプロン・クッションカバー・雑巾などなど
そう、お気づきですか?全て直線縫い!

ですから私の縫うものの中で一番の大作はカーテンです。
(だって大きいでしょ?!)
窓のサイズを測り、カーテンのスタイルを決めて布の量を計算して
それからリネンバードに布を買いに行って
縫い始めたら布の量が多いので結構大変だった覚えがあります。
だから次にカーテンを縫うことがあるとしたら
この家から引っ越して別の窓になる時、と思っていたのですが…。
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…。
日光浴中のレオ君。
カーテン越しになかなかステキな光景ではありますが…
カーテンのほつれが目立ちます。
今やベッドルームのカーテンはきれいな状態の場所を
探す方が一苦労です。
こんな糸がつっちゃったくらいの場所はまだまだ可愛いモンで
お見せ出来ないようなすごい状態なってしまった箇所も…。

しばらくは知らない振りをしていたのですが
さすがにお化け屋敷のようになって来ちゃって景観も悪く
これはご近所迷惑なレベルだし、カーテンの役割を果たしていない。
仕方がないので再びのカーテン作りの為布を買いました。
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すっかり忘れてしまったカーテンの為の布の計測をして
リネンバードに行って私の計算が合っているか確かめて
それから布の幅から必要量を決めて…と布を買うだけで大仕事!
買ってきただけで安心して満足しちゃった部分もなきにしもあらず…。
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それにこんなステキな布もまた再び悪の3にゃん軍団に
ほつれたり破かれたりするかと思うと
あの子達がもう少しオトナになって落ち着いてからでも良いかしら…?
な〜んて考えたりして…。

うふふ。そうなんです。
この布を家に連れて帰ってきてから早数週間
手つかずのまましまってあります。
そしてスケジュールを確認すると8月の頭くらいまで殺人的な忙しさ!
当分カーテン作りは出来そうにありません…。

さてと、今日のブログの内容の意図は…?
こうやってブログに書けばきっと「カーテンが出来ました!」と
発表する為にも放置し続けられなくなるだろう、と自分への戒めです。

我が家にいらっしゃるお客様で口には出さないけれど
「ヤナセさんったらあのカーテンをどうして放っておくのかしら?」
と思っていらっしゃる方達に「ちゃんと考えているんですよ−、一応。」と
アピールするため…です。

でもね、出来上がったカーテンは絶対にステキなのです!
だから私も出来上がりを楽しみにしているのです。(苦笑)
いつか数ヶ月先にカーテンが出来上がったときのブログを
楽しみにしていて下さいね!

目指せ!年内発表!!!

瓶ものチャリティー第三弾・報告

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瓶ものチャリティー第三弾はベルガモットのマーマレード。
今回は珍しいベルガモットを使ったということで
1瓶1,200円で皆さまに寄付をお願いしました。

おかげさまで既にご予約で完売状態ですが
まだお会い出来ていないためにお渡し出来ずにいる方が
数名いらっしゃるものの、ある程度まとまった額になったので
先日、いつも寄付している「ホシ・ファミリー」の皆さまの所に
振り込みを済ましたことを皆さまにご報告申し上げます。

星さん達は今も福島に取り残されてしまった動物たちの捕獲を試みるほか
置き去りにされて(国から)飢え死にするのを待たれている牛たちの保護
またレスキューしてきた元飼い猫・飼い犬たちの里親捜しなど
福島の原発事故の為に今までの生活を突如奪い取られた動物たちの為に
活動をなさってくれています。

実際に現地についていっても何の役にも立たない私が出来る事として
なんとなく思い付いた瓶ものチャリティーですが
ご賛同いただける方達がいてくれることをとても心強く、
そして有り難く思って、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。

50本の売り上げ金と 「おつりは寄付よ。」とおっしゃってくださった方達の
ご厚意で集まった金額は62,100円です。
先日その全額を代表者の「ホシ ヒロシ」さんに振り込んできました。
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ある程度被ばくしている動物たちを圏外に移動する事への賛否や
いつでも誰がやっても起きるボランティア活動への中傷など
様々な考えがあるのは理解しています。

でも私は人の手なくして生きられない「ペット」や「家畜」として
育てられてきた動物たちが、あそこで飢えと渇きの中死んで行くのを
何もせずに「仕方ない」と見捨てる人達に共感することは出来なかった。
心が痛くて、痛くて、涙が止まらなかった。
だから1匹でも多く救える可能性に賭けて星さん達の活動を
う〜〜んと後ろからではあるけれど支援し続けようと決めました。

先日のブログにも書いたダチョウを救ってくれたマリちゃん。
今もダチョウを救い出してくれた団体への寄付をし続けています。
相馬の野馬追いの馬を救うために奔走したAnnさん。
彼女も救い出した馬の面倒をみてくれている牧場への寄付を欠かしません。
私の周りでも自分の心にひっかかるテーマで
自分に出来る支援をし続けている人達が他にも沢山いらっしゃいます。

私も細々とてもご賛同いただける方達の協力を得ながら
続けていこうと思っています。
瓶ものチャリティー第四弾も作れる時間を見つけてまた作ります。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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かんなちゃんからも「どうもありがとごにゃいます。」

しみじみ美味しい♪

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今月の基礎クラスのカリキュラムはパウンドケーキでした。
プレーンのパウンドはシュガーバッター方で。
キャラメルパウンドはシュガーバッター方でメレンゲを最後に加えます。
どちらも私の大好きなレシピです。

パウンドケーキはシンプルなレシピであるが故に
同じレシピでも作り方を変えると随分口当たりが変わります。
本では「練らないようにさっくりと」「切るように」
粉を合わせる…と表現されることが多いですが
実はそれで上手く行くわけではありません。

生地の状態を注意深く観察して「ここよ!」と生地が出すサインを
見逃さないように粉を合わせてきちんと作ったパウンドケーキは
口溶けも良くキメも整ったきれいな仕上がりになります。
B.Pの力を借りなくてもきれいに浮き上がったパウンドケーキは
しみじみと美味しいお菓子です。
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今月、お料理教室にいらしてくださったMちゃんからは
ステキなお母様ガーデンのブーケをいただきました。
前のブログに紹介したのはそのブーケから疲れちゃったお花を除いて
私が生けなおしたもの…。
届いたばかりのブーケはこんなに立派だったのです。

Mちゃんママが組み合わせてくれるブーケは
いつもほとんど生けなおさずにそのままの状態で花瓶に挿します。
だって絶対にその方がステキなんですもの!
惚れ惚れして何枚も写真を撮ってしまいます。
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こちらもMちゃんのお母様のもう一つのブーケ。
すごいでしょう?
お家の庭でこんな立派な芍薬やアイリスが咲くなんて本当にすごい!
そしてそれを惜しげもなく摘んでくださりブーケにしてくれる事に
いつもいつも感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。
芍薬とアイリスの蕾が開いたときはゴージャスでした〜♪
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葵祭に合わせて京都に行かれたNさんからはお懐紙をいただきました。
このお懐紙がカワイイの!ロールケーキが付いているのです!
お菓子を入れた箱のラッピングにもなるかと思って…。とNさん。
思い付かない使い途を教えていただきました。
今度やってみよ!
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ロールケーキのお懐紙の下のネコちゃんシルエットは懐紙ケースで
中にはこんなお懐紙がはいっているのです〜。
これは可愛すぎて使えない〜!
もう何年もお茶のお稽古に行っていない私ですが懐紙は大好き!
またお稽古を再開して可愛いお懐紙をちゃんと活かしてあげたいな。
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こちらはYさんお手製のベーグルです。
そして同じくYさんお手製のカルトナージュで作ったケースに!!
な〜んでも出来てしまうYさん。羨ましい!!
いただいたベーグルは既に私のお腹に収まってしまいましたが
すご〜〜く美味しかったです。
そしてこのカルトナージュのケースは私のデスクの上で
小物入れとして活躍中です。

今月も皆さまのおかげで楽しいお教室の時間を過ごすことが出来ました。
いらしてくださった皆さま、ありがとうございました。

ガトーバスク

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今月はお料理教室をGWの関係で1週間ずらしたので
料理教室が終わるとすぐにお菓子教室でした。

お料理教室のクロスから気分を一新♪
春から初夏に向かって絶対に使いたい!とParisで買ってきた
蝶々が舞うテーブルクロスを敷いてみました。
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このクロス、縁はオーガンジーでなんとも軽やかなんです。
ホンモノの蝶々は大の苦手な私ですが
モチーフとしては可愛いな…なんて思っています。
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お花はお料理教室にいらしてくださったMちゃんお母様ガーデンの
ブーケから疲れてしまったお花を取り除き、野の花のようにアレンジし直して
使わせていただきました。
本当にい蝶々の舞う草原から摘んできたようなお花たちに
いらしてくださった生徒さん達からも歓声があがりました。
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紙ナプキンはピンクで小さいサイズのもの。
これはバスクでバスク織りのクロスを買ったお店で見つけた紙ナプキン。
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裏はバスク語で「Bon appetit」と書いてあります。

今月のカリキュラムはガトーバスクです。
バスクの山々に点在する小さな村ののどかなテーブルを
イメージしてセッティングをしました。
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ど〜ん!と焼き上がったガトーバスクです。
ローブリューを真ん中に小さく入れたのは生徒のNさんのリクエスト。
見た目は普通でしょ。はい、普通です。
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断面はこんな感じ。
(と言っても断面に影が来て良くわかりませんね。)

パーターバスクにはピスタチオペーストを混ぜ込んで
ピスタチオの風味を付けました。
そしてフィリングにはアメリカンチェリーのコンフィを混ぜ込んだ
クレームパティシエールを詰めて焼き込みました。
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今回のガトーバスクは久しぶりに本当に大変でした。
レシピが出来上がったのはお教室開催前日の真夜中。
それまで100本ノックの様に試作を繰り返しては納得いかず…。

イメージする味と食感と形がどうしても揃わなくて
その理由も解らなくて、本当にお菓子の世界で迷子になった感じでした。

そもそも伝統菓子であるガトーバスクにはすでに黄金比率のようなレシピが
ちゃんと存在しています。
それを何故アレンジしようと思ったかというと
バスクで食べたガトーバスクがあまりに素朴すぎて
今の私の気分に合わなかったから。

本当に素朴で、イメージで言うと町の団子屋のおはぎみたいな感じ。
私が期待しすぎていたのかもしれません。
多分、伝統菓子ってそういうものなのでしょう。
でもそれでいいや、とはどうしても思えなかったので
仕方ないから「私のガトーバスク」を模索することにしたのです。

バスク地方の名産に黒さくらんぼがあります。
幻のさくらんぼと言われるその実は
私もフレッシュでは食べたことがないのですが
それをイメージしてアメリカンチェリーをディタで風味を付けてコンフィに。
コンフィの液体も無駄にはせずにクレームに混ぜ込んで淡いピンクにしつつ
香りと果肉の歯応えをアクセントにしてピスタチオと合わせてみました。

出来上がった私のガトーバスクのお味は大変華やか!
生徒さん達の評判も良く、私自身も満足度の高い仕上がりです。

ただひとつのひっかかりを除いては…。

このお菓子は「ガトーバスク」なのかしら…??

伝統菓子をどのくらいアレンジするかは難しいところだな…と思いました。
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バスクで買ってきた黒さくらんぼのコンフィチュール。
バスク文字とバスクの国旗とローブリュー。
バスクの人達のセンスは本当に可愛らしくてステキ。
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貴重な黒さくらんぼのコンフィチュールを味わうために
パーターバスクをプチフールにしてみました。
これにコンフィチュールをのせて食べれば
お口の中でガトーバスクです。

お菓子作りは化学の実験のようで楽しい!と言う方がいらっしゃいます。
私も時々そう思います。
でも素材の性質を理解しているつもりでも
お菓子作りの基本のいろはを知っているつもりでも
それでもどうしてこうなるの?と言うことが今でも時々起こります。

何かがイメージと違って上手く行かないとき
それは配合がいけないのか、混ぜ方がいけないのか、混ぜる順番が違うのか
ルセット自体を動かさなくても様々な原因が考えられるから
迷い出すと本当に迷路の中で途方に暮れちゃいます。

もうやだ〜!なんて思うこともしばしばですが
思った所にふとした拍子に辿り着けるとその歓びもひとしおです。

5月のお料理教室・その2

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5月のお料理教室に選んだクロスはチャコールグレーのクロス。
先月のカラフルなテーブルから一変です。
…でもね、このクロスは表面よりもサイドがステキなのです。
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こんな風にサイドにParisのモニュメントがプリントされているのです。
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ポワドナップも勿論エッフェル塔♪
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今月はこんな少しハードでシックな雰囲気にしてみました。
そして今月のメニューは…。
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Soup de peties pois et les palaurdes
グリーンピースとアサリのスープ

アサリを香味野菜と白ワインと共に蒸し煮にして貝を開かせたら
身が縮まないように貝を取りだして、この貝のおだしがたっぷり効いた
液体を元にスープに仕立てます。
コロンと形を合わせて加えた人参の色がアクセント。
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丁度Parisのおみやげに戴いていたボルディエの海藻バター。
このスープにはオイルが1滴も使われていません。
本当にグリーンピースとアサリと香味野菜だけの優しいお味。
だからこそこのバターの風味や塩を尚一層美味しく感じられます。
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Salade deux cereales et gambas aux agrumes
2種類の雑穀とエビのサラダ・柑橘の香り

エビを美味しくボイルする方法と共にご紹介しました。
ボイルした後のエビの殻も無駄にはしません。
ビスクとクールブイヨンの中間みたいなものをつくって
それで雑穀にも風味と旨味をプラスするのに利用します。

エビと柑橘系の相性はとても良いので、このひと皿の中に
レモン・ライム・グレープフルーツと3種類の柑橘を使っています。
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Taretare de boeuf cuit
表面だけを軽く焼いたタルタルステーキ

タルタルステーキは生の牛肉にケチャップ・マスタード・ソース
ケッパー・玉ねぎ・卵黄などを加えテーブルの前で調味してもらう…
または自分で皿の上で調味するビストロ料理。
これを軽く焼いたものをフランスでは
steak hacheeとかtaretare de boeuf cuitと言います。

タルタルステーキは私の大好物のひとつ♪
なのでタルタルステーキにはかなりうるさいワタクシ。
自分の気に入る味を求めて試行錯誤の末、ここニッポンで入手可能な肉で
満足出来る味を作りました。
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サンテミリオンで買ったワインソルトはお味だけでなく
お皿に散らすと色がきれいなので良いアクセントになりました。

実はこの塩、ワインカーブや街の美味しそうな食材店にはなくて
本当にベタなおみやげ屋の様な場所にばかり置かれていたので
お味の方は全く期待していなかったのですが…。
どうしてなかなか、お肉料理には本当に合うお塩でした。
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お肉は勿論あのフィレ肉の塊を自分で粗く刻んでミンチにします。
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Brownie chocolat au lait avec creme de noix et menthe
ミルクチョコレートのブラウニー・くるみとミントのクリーム

ブラウニーは言わずとしれたアメリカンスイート。
全ての材料をぐるぐる〜とかき混ぜちゃえば出来ちゃう
ちょっとねっとりしたチュイニーな口当たりの美味しいお菓子。

でもね、先日友人と一緒にランチに行ったレストランで出てきたデセールの
ブラウニーはさっくりと軽い口当たりだったのです。
表面はほろりと中はしっとりと…全体の印象は軽いのです。
あれが美味しかったな〜…と再現レシピに挑みました。

基本的にブラウニーの配合です。
普通にオーソドックスな方法で作れば普通のブラウニーが出来ます。
でも今回は全てをぐるぐる〜とかき混ぜちゃわずに
少しだけ気を使いながら混ぜ合わせてゆきました。
同じレシピでも作り方を変えるとこんなに口当たりが変わる、
と言うのは面白いですね。

でもブラウニーの良さってあのぐるぐる〜な
失敗知らずの手軽さにもある気がするのです。
自分で作っておいて…なセリフですがそう言う観点から行くと
これはブラウニーではないな…と思ったりもします。

合わせたクリームはくるみとミントの風味を移したクリーム。
このクリームが生徒さん達にとても評判が良かったのが嬉しかったです。
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今月合わせたワインはこちら。
赤ワインはとても生徒さんに人気がありました。
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今月の私の隠れテーマは「ブルー」でした。
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サイドボードのお花はブルーのヨーグルトポットに。
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テーブルにはブルーのアリウムを…。

今月はすご〜くお久しぶりの生徒さんがお二人もいらしてくださいました。
長くお休みをしているから行きにくいな〜…なんて思ってらっしゃる方が
いらしたら、それは全く無用な心配です。
近況を教えてくれたり、お顔を見せてくださったら凄く嬉しいです。
ですから気を使わずにお時間の合うときに是非ともいらしてくださいね。

*業務連絡*
最後になりましたが、会員の皆さまに業務連絡です。
6月のお料理教室の日程はカレンダーにアップされています。
そして6月のお菓子教室は申し訳ありませんがお休みさせてください。
スケジュールをご確認の上、ご検討の程何とぞよろしくお願い申し上げます。

5月のお料理教室

ひと月ってあっという間に過ぎてしまいます。
5月はGWがあったのでお料理教室の日程をずらし
いつもよりも一週間遅く開催。

1週間普段より長く時間があるのだから慌てないだろう…と
思って油断していたわけでは決してないのですが
やっぱりギリギリまで慌てました。
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玄関の棚の上を模様替えしてマリちゃんのダチョウを飾りました。
もともとアイボリーだった壁ですが経年と共に更にクスミが…。
ペンキの塗り替えがしたいなぁ…なんて思ったりしてます。
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リビングではクッションも衣替え。
涼やかな色合いのクッションカバーをセレクトしてみました。
今までピンク系のクッションカバーだった場所が
寒色系に変わるだけで部屋が涼やかになった気がします。
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今月は愛知県の天然あさりを使います。
身も肉厚で良いおだしが出る貝類は私の大好きな食材!
この時期本当に美味しくなるんだよ。と築地で教えてもらいました。
よく見ると、あさりはとってもおしゃれさん。
どれひとつ同じ模様はありません。そしてどれもなかなかステキな柄。
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グリーンピースも今が旬。
可愛らしい見た目とフレッシュなお味を楽しめる様に考えました。
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メインはこちら。
牛フィレ肉をどーん!とばーん!と味わっていただきたくて
脂身の少ない赤身の中でも一番赤いコをセレクトしたら
オーストラリア牛になりました。
美容と健康のために鉄分・ミネラルの補給は大事♪
目指せ!肉食女子!!です。
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お肉の調理にはこんなアクセントをご用意しています。
クロワヴェルトのくるみオイルはTourangelleと書いてある通り
私の第2の故郷・ロワール地方のオイルです。
どうもこの地方のものには贔屓目の私ですがそういう色眼鏡無しでも
このオイルは秀逸です。
マイユのフレッシュマスタードはParisの本店でしか買えないもの。
そして左の小瓶はワインソルトです。
3月のフランス旅行で訪れたボルドーで入手。
お肉料理に合うよ。と教えてもらったので使えるのを楽しみにしていました。
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今月は先月とは対照的なちょっとハードは色合いのセッティングで
皆さまをお迎えしようと思います。

マリちゃんのダチョウ

「コレ、持っとくと便利よ。面白いしね。」とAnnさんが
私のアカウントを作ってくれたツイッター。
ずっと使いもせずに放っておいたのですが去年の震災の時に
ツイッターがとても心強い情報源になっている、と知り
自分でも活用するようになりました。

そんな中ツイッター上で知り合ったマリちゃん。
当時南相馬に住んでいました。
マリちゃんは関西生まれ、関西育ちですがご主人のご実家のある南相馬で
暮らしていて去年の3.11を迎えてしまいました。
ご自身でも犬と小鳥を飼っている大の動物好き。
ひとまず避難した関西の実家でも見る夢は
取り残された動物たちに餌をあげることだったそうです…。

ご実家への避難後マリちゃんご夫妻は一度南相馬に戻られてます。
それからもう一度改めて当分帰らないことを覚悟の上で
南相馬を出られるまでの間、マリちゃんは本当に全身全霊をかけて
残された生き物たちの為に動きました。

その頃のマリちゃんのブログやツイートは今改めて読み返しても
胸が苦しくなるくらい、ギリギリで切なくて辛くなります。
彼女は置き去りにされたダチョウやウサギ達に餌をあげたり
引き取ってくれる所を探したり…と
自分だって大変なのに奔走してくれました。

マリちゃん、職業はイラストレーターです。
今年になってマリちゃんがツイッターに写真をあげた
このイラストに私は釘付け。
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その風景はどこまでも明るく抜けていて
ダチョウはすごく可愛い顔をしているのに…
私には胸が詰まって涙が出るような光景に見えました。

マリちゃん達のようにあの頃、あそこにいた人にしか判らない
声や音や匂いや眼差しがあったに違いありません。
人々がどんどん避難していく中置き去りにされてしまった犬たちが
夜中にする遠吠えや、道で会う生き物たちの眼差しは
私が一生懸命想像して考える切なさなんかを遙かに超える
心に「痛い」ものだったに違いありません。

そんなマリちゃんだから描けるこのダチョウの絵は
チャリティーのポストカード用に描かれたそうです。

GWにAnnさんのお誘いでマリちゃんが東京に遊びに来てくれました。
なんと初対面の私にマリちゃんが手渡してくれたのは
このダチョウの絵でした。

初対面のマリちゃんは私が想像していた以上に
優しくて大きな女性でした。

イラストレーターの仕事の傍ら、ネイルの学校に通っている彼女。
京都から大きな段ボールに一式のネイル道具を事前に送っていて
私達にネイルをしてくれました。
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職業柄、ジェルネイルは今まで一度もしたことのなかった私。
マリちゃんに生まれて初めてのネイルをしてもらいました。
嬉しくて、毎日指先を見てはニコニコしています♪
月末の撮影でプロセスカットを撮るまではこのまま行こうと思います。
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ステキなのはAnnさんとマリちゃんの関係。
「支援する人」と「被災者」ではなくてお友達同士なのです。

友達だから困っている友人に手を差し延べるし
差し延べられたものにはちゃんと好意のお返しをする。
だって友達だから。
私もマリちゃんに喜んでもらえる「なにか」をしたいなぁ…と思います。
それはこのダチョウの絵や私の指先でキラキラ光るネイルのお礼に。
そして一緒に何か楽しいことが出来たら良いなぁ、と思います。

マリちゃんのダチョウの絵は沢山の人に見てもらいたいから
玄関の棚を整理して玄関の壁にかけました。

「はまじ」さんの本

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去年の3月、震災の10日くらい前にお仕事でご一緒したはまじさん。
それはBSとLEEが連動したLEE styleというはまじさんの連載でした。
撮影場所は我が家で私がはまじさんにいちごのコンフィチュールの
作り方を伝授する…という内容だったのです。

去年のブログにもあまりの感激にこの事は書きましたが
その撮影の後、はまじさんから可愛いハート型のチーズが届きました。
届いたのがまさに3月10日。あの震災の一日前でした。

地震の後、津波や原発事故の被害の大きさに茫然として
直接的には直ちに困ることは何もなかったにもかかわらず
すごい不安にな日々…。
ハートのチーズは私にずいぶん元気をくれたように思います。

あれ以来、再会の機会には恵まれていないのですが
「いつか食べたい!」とおっしゃっていたイチヂクの焼き菓子を
イチヂクの季節に贈ったら、「柳瀬さん、嬉しい〜!!」とお手紙が届いたり
年明けには「柳瀬さん、元気−?」と年賀状を送ってくださったり…。
ちゃんとはまじさんは細い糸を繫いでくださっています。

直筆のそんなお手紙を受け取る度に私はTVや誌面で見る
100%笑顔のはまじさんを思い浮かべては
実際にお会いしたような気持ちになりぽわんと気持ちが温かくなります。

そんなはまじさんのLEE styleが1冊の本になりました。
私とのエピソードもはまじさんの言葉で綴ってくださいました。
嬉しいっ!!

本が届いた日に早速読み始めたのですが、読み終わってまた
はまじさんにお会いしたような気持ちになりました。
裏表のない、まっすぐな優しさやほがらかさが伝わってきて
読み終わったときに自分も人に対して優しい人でいたいなぁ。
そうなりたいなぁ…。とすごく素直な気持ちで思える本です。

是非、手にとって読んでみて欲しいなぁ。と思います。
なんかね、ぽわんと温かく、元気な気持ちになれるから。
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今年も庭のスズランが咲きました。
純白で本当に清楚で可愛いですね。
フランスではスズランを別名「clochettes de bois」「森の鐘」と呼びます。

たっぷりのスズランの咲いている森に行ったことがあるのですが
スズランの香りがしてすごくステキでした。

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