
5月のお料理教室に選んだクロスはチャコールグレーのクロス。
先月のカラフルなテーブルから一変です。
…でもね、このクロスは表面よりもサイドがステキなのです。

こんな風にサイドにParisのモニュメントがプリントされているのです。

ポワドナップも勿論エッフェル塔♪

今月はこんな少しハードでシックな雰囲気にしてみました。
そして今月のメニューは…。

Soup de peties pois et les palaurdes
グリーンピースとアサリのスープ
アサリを香味野菜と白ワインと共に蒸し煮にして貝を開かせたら
身が縮まないように貝を取りだして、この貝のおだしがたっぷり効いた
液体を元にスープに仕立てます。
コロンと形を合わせて加えた人参の色がアクセント。

丁度Parisのおみやげに戴いていたボルディエの海藻バター。
このスープにはオイルが1滴も使われていません。
本当にグリーンピースとアサリと香味野菜だけの優しいお味。
だからこそこのバターの風味や塩を尚一層美味しく感じられます。

Salade deux cereales et gambas aux agrumes
2種類の雑穀とエビのサラダ・柑橘の香り
エビを美味しくボイルする方法と共にご紹介しました。
ボイルした後のエビの殻も無駄にはしません。
ビスクとクールブイヨンの中間みたいなものをつくって
それで雑穀にも風味と旨味をプラスするのに利用します。
エビと柑橘系の相性はとても良いので、このひと皿の中に
レモン・ライム・グレープフルーツと3種類の柑橘を使っています。

Taretare de boeuf cuit
表面だけを軽く焼いたタルタルステーキ
タルタルステーキは生の牛肉にケチャップ・マスタード・ソース
ケッパー・玉ねぎ・卵黄などを加えテーブルの前で調味してもらう…
または自分で皿の上で調味するビストロ料理。
これを軽く焼いたものをフランスでは
steak hacheeとかtaretare de boeuf cuitと言います。
タルタルステーキは私の大好物のひとつ♪
なのでタルタルステーキにはかなりうるさいワタクシ。
自分の気に入る味を求めて試行錯誤の末、ここニッポンで入手可能な肉で
満足出来る味を作りました。

サンテミリオンで買ったワインソルトはお味だけでなく
お皿に散らすと色がきれいなので良いアクセントになりました。
実はこの塩、ワインカーブや街の美味しそうな食材店にはなくて
本当にベタなおみやげ屋の様な場所にばかり置かれていたので
お味の方は全く期待していなかったのですが…。
どうしてなかなか、お肉料理には本当に合うお塩でした。

お肉は勿論あのフィレ肉の塊を自分で粗く刻んでミンチにします。

Brownie chocolat au lait avec creme de noix et menthe
ミルクチョコレートのブラウニー・くるみとミントのクリーム
ブラウニーは言わずとしれたアメリカンスイート。
全ての材料をぐるぐる〜とかき混ぜちゃえば出来ちゃう
ちょっとねっとりしたチュイニーな口当たりの美味しいお菓子。
でもね、先日友人と一緒にランチに行ったレストランで出てきたデセールの
ブラウニーはさっくりと軽い口当たりだったのです。
表面はほろりと中はしっとりと…全体の印象は軽いのです。
あれが美味しかったな〜…と再現レシピに挑みました。
基本的にブラウニーの配合です。
普通にオーソドックスな方法で作れば普通のブラウニーが出来ます。
でも今回は全てをぐるぐる〜とかき混ぜちゃわずに
少しだけ気を使いながら混ぜ合わせてゆきました。
同じレシピでも作り方を変えるとこんなに口当たりが変わる、
と言うのは面白いですね。
でもブラウニーの良さってあのぐるぐる〜な
失敗知らずの手軽さにもある気がするのです。
自分で作っておいて…なセリフですがそう言う観点から行くと
これはブラウニーではないな…と思ったりもします。
合わせたクリームはくるみとミントの風味を移したクリーム。
このクリームが生徒さん達にとても評判が良かったのが嬉しかったです。

今月合わせたワインはこちら。
赤ワインはとても生徒さんに人気がありました。

今月の私の隠れテーマは「ブルー」でした。

サイドボードのお花はブルーのヨーグルトポットに。

テーブルにはブルーのアリウムを…。
今月はすご〜くお久しぶりの生徒さんがお二人もいらしてくださいました。
長くお休みをしているから行きにくいな〜…なんて思ってらっしゃる方が
いらしたら、それは全く無用な心配です。
近況を教えてくれたり、お顔を見せてくださったら凄く嬉しいです。
ですから気を使わずにお時間の合うときに是非ともいらしてくださいね。
*業務連絡*
最後になりましたが、会員の皆さまに業務連絡です。
6月のお料理教室の日程はカレンダーにアップされています。
そして6月のお菓子教室は申し訳ありませんがお休みさせてください。
スケジュールをご確認の上、ご検討の程何とぞよろしくお願い申し上げます。