Archive for 4月, 2009

庭のすみれ

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夢は家の庭で咲いた花をいつも部屋に生けること。
でもウチの庭で咲いた花を切るのは忍びなくて実際には出来ません。
ウチのネコの額もないような小さな庭ではやっと咲いた花を摘んでしまったら
庭には何も残りません。
惜しげもなく摘むことが出来るのはスミレくらいです。

サンドウィッチ

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ゴールデンウィークに突入しましたね。皆さまいかがお過ごしですか?
今年は最大16連休も出来るとか…。そんなお休みが取れる方が羨ましい!
私のGWは結構お仕事ウィークとなっています。
先月一足早く沢山遊んでしまったから文句は言えませんね。

仕事の合間に食べようとサンドウィッチを作りました。
大好きな卵サンドです。…子供っぽいけど…。
でも今日の卵サンドは子供っぽくありません。むしろセレブな卵サンドです。
なんと言ってもトリュフ入り!オホホ。
トリュフとグリーンオリーブを入れてたっぷりのレタスをサンドしてみました。

明日の撮影の準備をしつつパクリとつまめれば良いかも…?と思って作ったのですが
トリュフ香るサンドウィッチを食べているとワインかシャンパンが欲しくなります。
そう言えば、優雅なランチを最近していない気がします。

グレナデンシロップ

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撮影のお仕事で必要だったためメチャクチャ苦労して手に入れた季節はずれのザクロ。
お仕事で必要だったのはだいたい20粒くらいだったので残りは私のものです。
これは苦労して入手した私へのご褒美です。(笑)
果実をはずして水洗いをした後水気を切る為にペーパータオルにのせたら
宝石みたいに綺麗だったので記念撮影です。
これが全部ルビーだったら一生働かないでも良いかも…?なんて
馬鹿なことを考えながらグレナデンシロップを作りました。
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自家製のグレナデンシロップの香り高さと言ったら
申し訳ないけれど市販品では味わうことが出来ないくらいステキです。
今から出来上がる日が楽しみ♪
そして出来上がったら何にするか考えるのも楽しみです。

グレナデンシロップの作り方は著書の「美味しい待ち時間・私の保存食」にも
載せたことがあります。
ザクロの季節になったなら是非、作ってみてくださいね。

ブラックベリーの花

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庭と駐車場の境のフェンスに伝わせたブラックベリーが花を咲かせました。
今年は沢山のブラックベリーが期待出来そう…。
朝、コーヒーを飲みながら庭のベンチで観察していると
ミツバチたちがやって来てせっせと蜜を集めています。
ウチの花も役に立っているんだなぁ…。と思うと嬉しくなります。
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ワイルドストロベリーも実を沢山付けてくれています。
熟してきたら今年は何を作ろうかな…?
取らぬタヌキの…にならないようにこれから病気や害虫には充分気を付けなくては。
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今年は紫のスミレよりも白い花のスミレの方が沢山花を付けました。
ウチの庭で唯一白くない花を咲かせるスミレが今年あまり花を付けなかったので
地味な庭がますます地味な印象です。(それも気に入っているのですが。)
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そして嬉しいベイビーちゃんです。
クリスマスローズの株の近くでこんな小さな葉を付けた新芽をいくつか発見。
双葉の頃は「あら、雑草!」と抜いていたのですが、葉を見てびっくり!
これはクリスマスローズじゃないですか!!
抜いてしまった双葉達のことを想い、申し訳ないことをしたと思いつつ
残った新芽は大切に育てようと思います。

去年はツマグロヒョウモンやスズメガの毛虫の大量発生に途中で投げ出した庭仕事ですが
今年は新たなベイビーちゃんもいるし、虫に負けずに頑張らなくては…!!

生徒さんへのParisみやげ

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どこか旅行に行くとお教室の生徒さんへのおみやげを探します。
今回のおみやげはこんなものを用意しました。

ラデュレのメダルチョコは日本では売っていない、とお店の方が言っていたので即決。
それとお菓子のトッピングに最適な可愛らしい砂糖菓子と金と銀のアラザンです。
業務用サイズで買ってきたものを小さな容器に小分けに移してみました。

今回Parisに行っておみやげ探しで苦労したのは
何が日本にあって、何が日本にないかがあんまりよく解らなかったことです。
…と言うか、結構なんでもめぼしいものは日本にあるのです。
今は流行もワールドワイドでオンタイムなのは嬉しい限りですが
こんな時には少し困ります。

竹の子

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毎年この時期になると千葉から竹の子を頂きます。
今年は大きな竹の子が3本も届きました。
ちょっとバタバタしている時期に届いたのですが竹の子は
なるべく早くに煮てしまいたいもの…。

仕事を終わらせ夜中に竹の子を煮ました。
竹の子は糠と共に煮るのが普通ですが糠がないとき、私はお米をひとつかみ入れて煮ます。
この竹の子の水煮をするとゴールデンウィークが間近なんだなぁ。と思います。

さすがに夜中の3時ごろから竹の子を煮始めたのでその日はそれで力尽き
翌日竹の子ごはんを作りました。
いつもとは気分を変えて、竹の子と鶏肉とお揚げを甘辛く炊いたものを使って
竹の子ごはんにしました。
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食べ応えもあり、味もしっかりめなのでお弁当に向いているかもしれません。
お茶碗によそってから「あら、木の芽がない!」と思ったけれど仕方ないです…。
粉山椒をふりかけて頂きました。
竹の子の水煮は一年中手に入るけれど、やっぱり旬の時期の竹の子はお味が違います。
残りの2本は何にしよう…?

佐々木六夫さんの金網のかご

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何年も前、14〜5年くらい前に病院の待合室で読んだ雑誌で
佐々木さんのかごを初めて見ました。
とても美しいかごでそのページにあった連絡先をメモして
いつか佐々木さんのかごを買いに行きたい、と思いました。
それから何年か後の盛岡・遠野で年末年始を過ごすことに決めたとき
こんなお正月の時期にお店が開いているわけない、と思いつつも
佐々木さんの連絡先を持って旅に出ました。

盛岡での最後の夜、1月2日にメモした連絡先に電話をすると
佐々木さんご本人が電話口に出られて
「営業はしていないけど自宅だから良かったらいらっしゃい。」
と言ってくださり、翌日佐々木さんのアトリエにお邪魔しました。

盛岡弁でにこやかにお話ししてくれる佐々木さんは手作りのかごの説明を
我が子の自慢をするように慈しみながら一つづつ丁寧にしてくださいました。
私が「おじさん、すごいねー!きれいだねー。」と言うと
「これ、全部おじさんが作ったンだよ。全部手ン作りだよ。」
とにこにこ顔で自慢気で…。

その姿が本当に可愛らしくてお人柄ごと惚れ込んで
その時に佐々木さんのかごを3ヶ買って帰ってきました。
佐々木さんは「3つも買うの?お金持ちだねぇ。」と言って
豆腐すくいの網をオマケにくださいました。
かごの一つは2月生まれの仲良しのスタイリスト・伊藤まさこちゃんの
お誕生日プレゼントにしました。
まあちゃんは今もそのかごを愛用してくれています。

更に時が経ちお仕事で私の愛用品を作っている人を訪ねるという企画を
頂いたとき私は迷わず盛岡に行って佐々木さんに会いたい!と提案しました。
再び訪ねた佐々木さんは以前住んでいらした市内から滝沢村に引っ越され
畑の中を抜けた一軒家で奥様と一緒に暮らしていらっしゃいました。

あぜ道の向こうからスーパーカブで走ってくる佐々木さんを見つけ
「おじさーん、来たよぉ〜。」と手を振る私を
ニコニコと以前のように迎えてくれて
「迷うかと思って途中まで迎えに来たよ。」と仰る本当に優しい方でした。

佐々木さんのかごは見た目の美しさだけでなく使うとますます
その丁寧な手仕事に感激する、本当に素晴らしい職人仕事なのです。
固いステンレスや銅の針金を曲げながら網目を作るだけでも大変ですが
後処理が本当に丁寧だからカットした針金がかごを持ったときに
手を傷つけないように丸く削ってあるのです。
「痛くならないようにしてんだよ。」と笑っていたおじさんの笑顔が
今も眼に浮かびます。

ご自宅兼アトリエには新聞の折り込み広告の裏にサインペンで書かれた
ラフな網の絵があって「これなあに?」と訪ねたら
近くの小学校の先生と話していたら
こんな網があったら便利だと思って今考えている動物の飼育小屋の一部だ
と楽しそうに仰っていました。
台所仕事で「こんなもんがあったら良いな。」と話すとそれを作ってくれると
奥様はちょっと恥ずかしそうに照れながら仰っていました。

昔とは作るものが変わっても1本の針金を編んだりカットしたり…
{手を動かして何かを作る}ということがもう職業を超えて
佐々木さんの一部になっているんだなぁ…。
職人ってこういう人のことを指す最高の言葉だなぁ…。と
佐々木さんを見て思ったものです。

今日、ひょんなことから佐々木さんがお亡くなりになっていたことを
知りました。去年のことだったそうです。
佐々木さんには後継者がいません。
「もう時代が違うから儲からないから…。」と
呟くように仰っていた佐々木さん。残念です。
あの技術もあの笑顔ももう見られないかと思ったら
何故か涙が止まらなくなりました。

ウチには佐々木さんに作ってもらったものが7ヶあります。
一つは私が頼んでステンレスと銅のツートンにして
わざわざ作ってもらった楕円形のかご。
もう二度と私にとってこんなに温かい金網のかごは
手に入らないだろう、と思います。

何故たった2回しかお会いしたことのない佐々木さんの訃報が
こんなに悲しいのか、自分でも上手く説明が出来ません。
もっと佐々木さんの手仕事の素晴らしさを知ってもらいたかった。
(既に有名な方ですが)
佐々木さんの作品に見合う評価をもっと世間一般の人にしてもらいたかった。
工業製品にはない温かいかごをもっとみんなに実際に触れてもらいたかった。
…なんて想いがこみ上げて来ちゃったのです。
寂しくて、悔しくて、申し訳なくて…。
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おじさん、ありがとう。
おじさんのかご、ずっとずっと大切に使うからね。
おじさんのかごは綺麗なだけじゃなく丈夫だから、壊れないし錆びないから…
1回買うと一生ものになっちゃうから…
だからおじさん儲からなかったんだよ。
…もっと壊れるように作れば良かったのに…って
それはおじさんの職人魂が許さないよね。
本当に本当にありがとうございました。

KCC料理講習会

今日はお料理講習会をしてきました。
虎ノ門にあるキッコーマンの本社ビルの1階にはお料理講習が開ける
立派なスペースがあります。
毎月5回、様々なテーマで色々な先生にオファーをしてお料理講習を開いているそうです。

実は私も時々お声をかけて頂いて、こちらでお料理の講習をやらせて頂いています。
前にもブログに書いたことありますが、私は結構なあがり症です。
だから講習会は前日くらいからすでに緊張していてそれも仕事の内だとしたら
この緊張感と付き合うことが一番の重労働です。
前回の講習会の時は何を着ていたっけ?髪形どうしよう…?なんて
誰も私の髪形や服装なんて気にしてないってことくらい判っているのですが
そんなことから気になっちゃうのです。

今回のテーマは卵を使った簡単フレンチ風なお料理です。
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ゆで卵の前菜・ホワイトアスパラとポーチドエッグのマスタードソース・
春野菜とウズラ卵とスモークサーモンのスープゼリー・卵白プリンのを作りました。
卵白プリン以外のお料理は私がフランスで暮らしていた頃にウチで良く出てきた
本当にポピュラーな家庭料理です。
簡単で親しみやすい味なのでいらしてくださった方が気に入ってくれたら嬉しいです。

講習会はだいたい50名くらいの方の前でやります。
そしてデモンストレーションの後は試食をして頂きます。
その試食分は講習が始まる前にこちらにいらっしゃる有能なスタッフの方と一緒に
あらかじめ作っておきます。
毎回この方達に助けられて私は無事に講習を終わらせることが出来るのです。

試食も終わり帰り際に「美味しかったです。」とお客様に言って頂けると
ホッとすると同時に心底「講習会、楽し〜い!またすぐにでもやりたいっ!」と思います。
本当に自分でもお調子者だと思いますが直前までの痛いくらいの緊張感は一体どこに?
と言った具合になります。

今日いらしてくださった皆さま。
ありがとうございました。
是非、お家のごはんのレパートリーに加えてやってください。

ファベックス2009

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元アシスタントの料理研究家・齋藤真紀ちゃんを誘ってファベックス2009に
行ってきました。こういうイベントに顔を出すのは実に久し振りです。
普段はご招待を頂いていてもスケジュールが合わなかったり
元来の人混み嫌いが災いして気がつくと終わってしまっているのですが
久し振りに行ってみるととっても面白かったです。

業務用の食材や包材・器材などを中心に各業種の方がブースを持って展示しているのですが
試食をさせてくださったり、サンプルをくださったりと普段あまり目にしない食材を
一度に沢山見ることが出来てなかなか興味深いものです。
一般には小売りをしていない材料などの中に面白いものがあると
早くこれらの商品が世の中に認知されて小売りもされれば良いのに…。と思います。

今回私が一番楽しかったのは豚肉の食べくらべでした。
昨今各地方でブランド豚が沢山出来ましたよね。それらの業者さんがブースを持ち
あちこちでお肉を焼いて試食させてくれていました。
色々な豚肉を一度にこうして味見をする機会は滅多にありません。
食べ比べてみるとそれぞれ本当に味が違うのに驚きました。
勿論、どれも全部美味しかったのですが甘味の強いもの、さっぱりとしているもの等々
それぞれに特徴があって「なるほど〜!」なんて感心しました。

お菓子関係ではペーストや粉末になっている香料に興味津々。
果汁表示も可能な、それでいて色鮮やかな香料は香りも色も美しくて
こういう食材を使って最近のお菓子屋さんのお菓子は出来上がっているんだ…。と
種明かしを見せてもらった気分です。
私がお菓子屋さんで働いていた頃と今では食材の進歩や輸入されている種類は
雲泥の差があります。時々こうやってリサーチをしないとついて行けなくなっちゃいます。

久し振りに会った真紀ちゃんにたまには美味しいものでもご馳走しないと…。
と思っていたのですが、二人して試食三昧だったので会場を出たときには結構お腹一杯。
カジュアルなフレンチのビストロでも、と出かけるときは話していたのに
結局軽くつまんで飲めるところが良いねぇ、と言うことになり焼鳥屋さんに行きました。
早い時間の中目黒の焼鳥屋さんでビールを飲んで、焼き鳥をつまむ私たち。
ごめんね、オヤジな師匠で。

そうそう、ひとつ宣伝です。
最近タレントの千秋さんのお弁当本が出版されました。
そのフードコーディネートを真紀ちゃんが担当させて頂いたそうです。
小さいお子さんのお弁当作りに可愛くて実用的な仕上がりになっていると思います。
是非、手にとってみてくださいね。

リビングの棚

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ウチのリビングにはこの家を建てたときからの作りつけの棚があります。
収納場所として利用すればかなりの量の本やCDなどが収納出来るのだろうけど
私はリビングに本などを収納するのは嫌いです。
CDはプレーヤーの側にないと不便だから仕方なくこの棚に収納していますが
見えないようにボックスの中に入れて収納しています。

この棚は基本的にはスカスカの状態でいてくれるのが私の理想。
その時々のお気に入りをポツンといくつか飾っておきたいのです。
…なのに、なのに私ったらものを増やす一方で最近は棚は「飾り棚」ではなくて
「収納棚」と化していました。
なんとなく増えてしまったものに加えてフランスから買って帰ってきた小物達が
居場所が決まらずとりあえず棚の上に並んでいてなんとも騒々しい棚になっていました。
好きなものでも雑然と置かれていると鬱陶しいものです。

そこで先週お教室が始まる前に棚のものを整理しました。
ちょっとだけスッキリ…したような気がする…。
なんでものって増えてゆくんでしょう?
なんでそれに伴い家は広くならないんでしょう..?実に不思議だ。
GWは家の不要品整理週間になりそうです。

新入生!

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私のお教室は年間いつでも入会可能なので特にこれといった区切りはありません。
でも春から新しいことを始めようと思われる方は結構多いのではないでしょうか?
かくいう私も春になると何か新しいことにチャレンジしたくなるタイプです。

今月から基礎クラスをスタートしてくださった生徒さんが何名かいらっしゃいます。
基礎クラスの基本の基本でジェノワーズとマドレーヌを作りました。
このカリキュラムの時にレシピの読み方やお菓子の基本的な作り方の説明を
ざっと大まかにすることにしています。
そして同じレシピで混ぜ方を変えて2台のジェノワーズを作って味や弾力などを
実際に較べてもらいます。
「どちらの方が良いか?」ではなくて用途によって同じレシピを使い分けることも出来る
レシピの幅について考えてもらいたくてこんなカリキュラムにしています。
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マドレーヌはブール・ノワゼットで香ばしい風味を付けた私のお気に入りのレシピです。
マドレーヌもスティック型で焼いてみました。やっぱりステキ!

お教室で新しい生徒さんをお迎えする日は緊張するけど楽しみでもあります。
お菓子を作る時間をご一緒しながら少しづつ打ち解けてだんだんお互いの緊張が
ほどけてくる頃に試食の時間になります。
お茶とお菓子をつまみながら話しが弾んでくると
私はしみじみと「本当にお菓子が作れて良かったぁ。」と思います。
お菓子作りを通じで新しい出逢いが生まれるのですからお菓子に感謝!です。

アペリティブを飲みながら..

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Parisは通りを歩いていても高いところから街を見下ろしても
どちらも絵になる場所が多いです。
ここは私の大好きな景色が見える場所。友だちの家です。
夕暮れ時にアペリティブを飲みながらオリーブをつまんで
何話しをするわけでもなく空の色が変わっていくのを眺めている時間が好きです。

ぼんやりと外の景色を眺めながらいろんな事を考えます。
東京にいると考えないようにしていること、また考えられないこと等々…。
失敗しても後悔してもヒトのせいには出来ない(何も解決しない)自分の人生を
どんなふうにしたいのか、どんな自分になりたいのか…。

勿論アペリティブを何杯もお代わりしてゴキゲンさんでそんなことを考えても
名案どころか迷案が走馬燈のように現れては消えてゆくだけなのですが
良いんです、それで。だってそれも楽しいから。
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夏時間になって陽が長くなったParisの街がすっかり夜になっても
まだ窓からの景色を眺めて飲んでいる私たち…。
「夜ごはんどうする?」「レストラン閉まっちゃうね。」と言いながらも腰を上げません。
この無駄な時間の過ごし方…!
15分後「いい加減出かけなくちゃね..。」「あれ?どこに行くことになったんだっけ?」
結局あれから何も決めていなかったりして…!それがおかしくて爆笑。

東京とは時の流れ方がちょっと違うフランス。
それが腹立たしいときもあるけれど、これも慣れてしまうと結構楽です。
私はこの「時間の流れ」を感じたくて定期的にフランスに行きたくなるのかもしれません。

第2の実家

お教室ウィークは午前中と夕方と一日2回のお教室をやります。
そうすると家のキッチンはお教室準備で一日ふさがり
またお菓子教室なのにお料理の残り香がぷんぷんするようなキッチンでは
気分が良くないのでお教室ウィークのごはんは超簡単!究極の手抜きごはんになります。
でも試食の時に生徒さんと一緒にお菓子を食べたりお茶をしたりしているので
私自身はそんなにお腹も空いていないのでこれは苦でもなんでもありません。

ただお教室ウィークの日曜日は無性にちゃんとしたごはんが食べたくなります。
昨日は朝起きたときから「今日の夜ごはんは絶対お肉を食べよう!!」と思っていました。
起きてすぐに食べ物のことを考えるなんて私にとってはかなり珍しいことです。

麻布のNISSINでリブロースでも買ってきて焼こうかな?と思っていたら
アンさんから「今日の夜ごはん、よろしかったらウチでいかが?」とお誘いがありました。
買い物に行く前でラッキー!と夕方お宅にお邪魔してまずはZEBRAとお散歩です。
お散歩のついでに近所の美味しい「まん頭」を買ってきて!と頼まれたので
ZEBリンに引っ張られながら美味しいまん頭屋さんにお買い物です。

ZEBリンはお隣のぼんちゃんとは違い大きな犬だから運動量もハンパではなく
お喋りを楽しみつつ近所のお庭の花々を眺めつつ…なんていう優雅なものではなく
日頃ろくに歩かない私にはかなりハードなお散歩でした。(お陰様で今日の私は筋肉痛。)

お散歩を終えてお家に戻るとすでにごはんの準備が出来ていました。
今日のメニューはチャイニーズ。
酢豚、エビチリ、アボガドと香菜とローストビーフのサラダ、まん頭、
そして麺から手作りのジャージャー麺です。
肉々しいごはんが食べたかった私の気持ちがアンさんに伝わっていたのでしょうか?

アンさんのお料理は美味しいのは勿論ですが面白いのです。
「エビチリのエビが作り始めたら少ない気がしてロブスター足しちゃった。」とか
ジャージャー麺の麺作りにパスタマシンを利用していたり…。
キッチンでお料理しているアンさんと話しをしていると感心したり愕いたりの連続です。

お腹一杯ごはんを食べて座り心地の良いソファでくつろいでいたらアンさんが
「この残り物、タッパに詰めるから持って行きなさいよ。お昼ごはんにどうぞ。」と
包んでくれました。
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遠慮のない私は「うわ〜い!」と喜び、自分でもテキパキと一緒にタッパに
詰め込むお手伝い…。私のこの図々しさ、まるで実家です。(汗)
…これだけあればお昼どころか一人の夜ごはんも含めて2〜3食分はあります。
こうしてアンさんちのタッパはしょっちゅうウチに出張に来ています。
私はその中に小さなお菓子を忍ばせてお返しをするだけ。
本当の実家以上にお世話になっています。
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そんな私の今日のお昼ごはんです。
お肉ゴロゴロのおいし〜い酢豚とアボガドサラダに黒糖まん頭です。

お菓子の型

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自由クラスのもう一つのカリキュラムはファッジブラウニーです。
ダックワーズ・パンプルムースのサブメニューとしてはちょっとバランスが悪いと
思ったのですが、どうしても使いたい型があったので簡単な焼き菓子にしました。

アメリカンなこちらのレシピ。オリジナルのレシピではチョコレートが
カカオマスとスウィートチョコレートのブレンドだったのをカカオマスのみにして
お砂糖の量も半分以下に減らしたのですが、それでもファッジな食感を残せるギリギリの
レシピにとどめるとどうにも甘くなってしまいます。
でもこの甘さもこのお菓子の魅力の一つなのでしょう。大切なのはバランスです。
このコクに対してしっかりした甘さというバランスを崩してしまった
らつまらなくなる気がします。こういうお菓子は食べる量で調節するのが良い気がします。

本来なら20cm x 20cmの角形で作る分量で今回は写真のようなスティック状にしました。
これはcuocaさんと千代田金属が共同開発したオリジナルの型なのですが
先日プレスの樋川さんからご紹介頂きずっと生徒さんに紹介したいと思っていた型です。

スタイリッシュな焼き上がりのフォルムも魅力的ですが
この型のすごいところは型離れがとても良いことです。
オイルスプレーを吹きかけて生地を流せば大丈夫、と説明書には書いてありましたが
オイルを付けなくても大丈夫なんじゃない?!と思うほど綺麗にお菓子が抜けます。
ブラウニーを抜いた後の型は「洗わなくても大丈夫?!」と言うほどです。
焼き上がったお菓子の型離れの良さには生徒さん達からも歓声が上がりました。
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同じお菓子の別の仕上げバージョンです。このスクエアの型も同じ素材で出来た型です。
いつものお菓子が型を変えただけで全く違った印象になるから楽しいですね。
「型はかさばるし、収納場所には限りがあるからもう買わない!」と
今までに何度心に決めて、何度そんな自分を裏切ってきたことでしょう…?

でもでもでも…このスティックフィナンシェはきっとかなりの働き者に違いない!
あれもこれもあんなお菓子もこの型で焼いたらきっとカワイイし
こんな風に使っても楽しいかも…?とどんどんアイデアが湧いてきます。
創作意欲を掻き立ててくれるこの型はこれからの登場回数も増えそうな予感です。

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