Archive for 10月, 2008

le jeu de l’assiette

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若い頃から30代半ばくらいまでは週に一度はフレンチかイタリアンを食べていました。
「それ自慢ですか?」と聞かれたら「えぇ、まぁ…。」と言えるくらいには
食べ歩いていました。それが洋食に限らず外食が激減したのは年齢のせいでしょうか。
最近では月に一度、ステキな外食があるかないか…と言った感じです。

でも時にはドレスアップして背筋を伸ばして大きなグラスをくるくると回すような
緊張感を味合わないと、女性たるものいけません。
腐ってもオンナ!(…いや、腐っちゃいないと信じたい。)
ステキなフレンチを食べに行く!!とお出かけをしました。

美味しくて楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますね。
胃袋だけでなく気持ちまで満たしてくれるのはお料理もサービスも
どちらもバランス良く行き届いているから。

チーズのお皿にとても興味深い香りのスパイスの粉が添えてありました。
私があまりに関心を示して絶賛するものだから何本かを袋に詰めて分けてくださいました。
お菓子にもとても合うと思うので色々試してみようと思います。

ステキなレストランに行くと何か必ずヒントをもらいます。
お勉強のためにもオンナ磨き(?)のためにも
レストラン遊びは大切だと改めてつくづく思う夜でした。
もう少しマメに出かけないとね…。

オトナの遊び

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おとといの夜赤坂のライブハウスにジャズライブを聴きに行きました。
有名なバンドではありません。シロウトの趣味バンドです。
でもと〜〜〜っても良いライブでした。

この方たち、御歳67歳!全員が中学・高校・大学の同級生で
その頃から一緒にバンドをやっている仲間なのだそうです。
一時期働き盛りの頃は中断していたバンドを10年くらい前に再結成して
時々こうしてライブをしているそうです。
そんなわけでお客様もほとんどが学生時代の友人やメンバーの身内…と言った感じですが
演奏している人たちも、お客さんも一緒に楽しんで良い時間を共有出来ました。

楽器を持っていなかったらただのおじさん(失礼!)に見える人たちが
ひとたび演奏を始めるとダンディで格好良く見えるからこれも不思議なものです。
そしてこれは身内びいきのお世辞ではなく、思っていた以上に演奏も上手でした。

きっと人生では色々大変な時期もそれぞれにあっただろうけど
少しだけ一段落して再び遊び始めたオトナ達…。
余裕も貫禄もあるのに時々見え隠れする50年前の少年の表情が
とても爽やかでステキでした。

だんだん…

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9月頃撮影していた本のゲラがあがってきました。
これからその原稿のチェックをして出版社に戻します。
そんなもろもろの訂正を入れてから今度は色校が出てきます。
それを再びチェックして最終の印刷に入ります。

企画の段階から本作りに携わっているとここまで来て8合目…みたいな
山登りのような気分になります。
だんだん出来上がってゆくその過程で最初のゲラチェックが一番楽しみな私。
今回みたいに期待を大きく上回る出来あがりだと尚のこと
嬉しくて何度も眺めてはニコニコしてしまいます。

撮影していたときにはどんなページ構成でどんなデザインになるのかは
まだわからないので、こうしてレイアウトが出てくると
「あぁ、こんな本になるんだぁ…。」と実感として感じられて嬉しいです。

この本、かなりカワイイ本になりそうです。
なんと言ってもスタイリングと写真が良いです。
そしてそれを存分に活かしてくれたデザイナーさんもすごい!
今から出来上がりが楽しみな1冊になりそうです。

発売は11月末か12月初旬予定だったはず…。
ここで原稿を抱えてニコニコしていないでさっさと仕事を進めないと
発売に漕ぎ着けないわけで…頑張りま〜す!

ティーセット

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私がずっと愛用していたティーセットはフランスにいる頃に買ったものです。
イギリスのクリームウェア社のカップ&ソーサーとプリスティンのティーポット。
違うメーカーのものですが色が合っていたのと「ころん」としたバランスが気に入って
この組み合わせで使っています。今でもこのティーセットは大好きですが
これ一つしか持っていなくてさすがに少しだけ飽きていました。

もう何年も前から新しいティーセットを買おう!と思っていたのですが
なかなか「これ!!」というものに出会わずにティーセット探しの旅は
ひたすら細く長く続いていました。
それが昨日、やっと新しいティーセットが出来上がりました。

「出来上がった」と言っても別に特注でオーダーしたものが仕上がった訳では
ありません。でも私にとっては「出来上がった」なのです。
それがこの写真のティーセットです。

これはカップもソーサーもティーポットも全て別々の所で買ったものです。
始まりは5年前に京都の古道具屋さんでこのカップを見つけたことです。
紅茶の色が映えそうなアイボリーがかった色合いとフォルムに一目惚れ。
「ソーサーはないのですか?」とお店の人に聞くと
このカップは昭和初期のデッドストックでお皿は探したけれど見つからなかった
と言われました。カップだけじゃなぁ…と諦めようかとも思ったのですが
この可愛らしいフォルムは捨てがたく、ソーサーを探すことにしてカップを買いました。

すぐに見つかるだろう、と思っていたソーサー探しは思いの外難航して
なかなか気に入るお皿を見つけられずにいたのですが
今年の初めに代官山のキャシャレルでこのお皿を発見。
一目見たときに「あ!これだ!」と思いました。
ショップには一枚しかなかったのですが全国のお店の在庫を調べてもらい
やっとの事で5枚入手しました。
カップは6ヶあるので6枚欲しかったのですが、日本に入荷されたのが6枚で
すでに1枚は売れてしまっていたそうです。(残念!!)

ポットはプリスティンのもので良いか…とも思ったのですが並べてみると
微妙にカップと色が合わないのと、もう少し華奢なポットの方が良さそうな印象でした。
それからまた日々は流れ…先日近所のお気に入りのアンティークショップで
カップとテイストの近いポットを発見!
聞くと昭和中頃の海外輸出向けに作られたもののデッドストックだとか…。

ウチのカップをもう一度眺めて確信を持ち、昨日ポットを買いに行きました。
お店に4ヶあったポットを全部並べて蓋の具合などを吟味して2つのポットを買いました。
…こうしてやっと私の新しいティーセットは昨日完成したのです。
「新しいティーセットを買おう。」と思ってから7年近く…
京都でこのカップに出会ってから5年…。いやぁ、長い長い道のりでした。

この妥協の効かない性格や間に合わせで済ませられない自分を
時として面倒くさくなったり、嫌になったりすることがあります。
(ティーセット程度なら可愛らしい話しですが時としてヒトをうんざりさせるような事も
この同じ性格が招いてしまうこともありますからねぇ…。)
でも月日をかけてでも思い通りのものが手に入ったときの喜びはひとしおです。
そしてそんな風に出会ったものたちのことは絶対に嫌いにならないし大切に出来るのです。

デスクワークな日

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撮影で作った料理のレシピ原稿を仕上げなくてはなりません。
撮影用のお料理やお菓子のレシピは叩き台程度にはなんとな〜く作っておきますが
結構その日の気分で変更したり、お皿を見てから大きく変更したりするので
レシピ原稿を仕上げるときには写真を見ながらその時のことを思い出して
素材の切り方や薬味や飾りに載せたものなどを細かく書き足してゆきます。

私の気分としては撮影が終わるとその仕事が終わった気になってしまうのですが
レシピを完成させないと本当の終わりは来ないのです。
…これが気の重い宿題のようにのしかかります。
今週はレシピ原稿の他にも入稿しなくてはならない原稿と
チェックしなくてはならないゲラがあるのでデスクワークウィークです。

居酒屋ごはん

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たまには延々おつまみが続きお酒をちびちびと頂きながらダラダラ食べ続ける
居酒屋ごはんも楽しいかも…。と思い、昨日の夜ご飯はおつまみメニューにしました。
とりあえずのスターターに牛肉のたたきと枝豆としいたけとエリンギの焼き物。

このあと、イカのげそやタコの足をあぶったもの、叩きキュウリの梅和え、
大根と鶏肉の煮物、焼きおにぎり…とある材料で出来るものを色々考えていたのですが
結局イカのげそとタコのあぶりで終わってしまいました。

年齢のせいかお酒が弱くなり、延々と飲み続けていられなくなってしまったようです。
延々飲み続けていられた頃は、延々食べ続けてもいられたのですが
頭はそのつもりでイメージしていても、身体はそうはならないようで
案外呆気なく居酒屋ご飯は幕を閉じてしまいました。

でも久しぶりにゆっくりご飯を作って、ゆっくり食べた気がします。
いつも仕事をギリギリまでして、遅い時間に夕食を作り始め
さっと済ませてしまっていた今日この頃を少し反省。
食事の時間をもっと大切にしなくちゃいけませんね。

10月の「おすそわけレシピ」

新しい「おすそわけレシピ」をアップしました。

今月は『ムース・オ・ショコラ』です。段々クリスマスの近づく足音が
聞こえてきます。

和三盆

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京都・鍵善の菊寿糖です。
普段は純白な和三盆ですが、こちらは季節限定品。
和紙から透けて見える感じがきれいです。

和三盆は大好きなお砂糖です。お菓子作りの材料としても使いますが
そんな時は和三盆だけを少し口に入れて楽しんだりもします。
これだけで「美味しい」と思えるお砂糖ってすごいです。
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こちらは目にも美しい、繊細な干菓子になっているのでお抹茶を点てて頂きたいです。
きれいなお菓子を眺めながら、コマーシャルのセリフではありませんが
「そうだ!京都に行こう。」なんて漠然と思ってしまいます。
ふっと思い付いてすぐに旅に出られるフットワークの軽さが今の私には皆無です。
いけませんね。こんな事では…。

今日はおせち料理の撮影でした。今年ももう終わりですねぇ。
お重にお料理を詰めているだけで気分が華やかになるから季節料理は面白いです。
ここ2〜3年お正月は旅行に出てたり、バタバタしたりでおせち料理は作っていません。
今年は東京にいるなら久しぶりに作ろうかな…。

生徒さんからのおすそわけ

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河口湖ハーブ園のジャムを生徒さんからいただきました。
最近毎日ヨーグルトを食べているので、色々な味のジャムがあるとシアワセ。
河口湖ハーブ園、一度も行ったことないのですが今度訪ねてみたいです。
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そしてこちらはハネムーンでハワイに行かれていた生徒さんのおみやげ。
赤いレースペーパーはクリスマスやバレンタインに活躍しそう。
大切に使わせていただきます。
それにしてもハネムーンでハワイ…。良いですねぇ!
彼女からはシアワセオーラもおすそわけしていただきました。

今日は気持ちの良いお天気です。
10月の爽やかなこんな天気が一年の中で一番好きな気候です。
なんにもやることがなければ近くの公園をゆっくりお散歩したら楽しそう…。
でも(幸いなことに)今週はお仕事がびっしりと詰まっています。

今日中に今週撮影するお仕事全てのメニュー案ざっと30品目くらいを考えて
材料の手配が出来るようにしなくてはなりません。
今週入っているお仕事はお菓子ではなくお料理の撮影です。
お料理のメニューを考えるときにお腹が空いていると辛いので
まずは腹ごしらえをしてからお仕事に取りかかることにします。

物々交換

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とっても良い香りのするかぼすが沢山届きました。
今年はサンマが大漁でとっても安い!とテレビでも言っていたので
かぼすがあると嬉しいです。
サンマは大好物。私の中では焼き魚No.1はサンマです。
塩焼きにしたサンマと大根おろしとかぼす。最高の組み合わせです。

良い香りのかぼす、美味しいところを分け合いたくて
お隣のぼん・ママのところにかぼすを持ってお邪魔したら
お隣には稲刈りしたての玄米が大量に届いたばかりでした。

かぼすを持っていって、帰りに玄米をたっぷりおすそわけして頂きました。
ウチは普段のご飯は白いご飯に雑穀と玄米を混ぜたものを炊いています。
でもこの新米の玄米は是非ともこれだけで炊いていただこうと思っています。
勿論その時のおかずはサンマの塩焼きとかぼすをたっぷり使った野菜料理にするつもり。

明日のお買い物が今から楽しみな私です。

ゴールデンモカケーキ

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基礎クラスのカリキュラムのゴールデンモカケーキ。
卵黄たっぷりのゴールデンケーキにはバタークリームがとても良く合います。
こんなしっかりとした味のお菓子もこのくらいの季節からは美味しく感じられますね。

ナッペや絞りの練習にも便利なバタークリーム。
そして「バタークリームは美味しい」と言うことを判って頂きたくて
カリキュラムに入れているお菓子です。
このカリキュラムの時は生徒さんにも実際にナッペをして頂いています。

今回の仕上げはエスプレッソコーヒーの豆を使って模様を入れました。
コーヒー豆の苦さも味のポイントになります。

エレーヌ様

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自由クラスのもう一つのホットデザートはクレープシュゼット・ベルエレーヌ。
クレープシュゼットはポピュラーなフランスの伝統的なデザートです。
プレーンクレープにオレンジバターソースを絡め、グランマルニエでフランベしたもの。
今回はココアのクレープにチョコレートソースと洋梨のソテーを合わせて
「ベルエレーヌ」を名乗ってもらいました。

エレーヌはギリシャ神話の一つ「トロイ戦争」のヒロイン、ヘレネ妃の事だそうです。
ヘレネをフランス風にするとエレーヌになります。
由来は解らないのですが、洋梨とチョコレートの組み合わせものに
フランスでは「ベルエレーヌ」と名前を付けます。
美しくて高貴なお姫様の名前の付いたお菓子ですから
贅沢にポワールウィリアムスを使います。

ベティちゃんとエレーヌ様…。
今月のお教室の隠れテーマは女性の名前を冠したお菓子です。

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