Archive for 6月, 2007

ヨーグルト

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先日お教室の生徒さんに
「八王子にミルクを採った牛の名前入りのヨーグルトがあるらしいですよ。」
とお話しを伺い、興味津々でいました。
蛍を見に行く時に八王子の道の駅に立ち寄って偶然、そのヨーグルトを見つけました。

私の買ったヨーグルトは「ジョーイ」さんのミルクでした。
ジャージー牛のミルクだけを使って作った自家製ヨーグルトのお味は
優しくまろやかで美味しかったです。
八王子に牧場があることにも驚きです。今度機会を作って行ってみようと思っています。

最近の私は9月に発売予定の本の撮影に追われています。
今度の本はお菓子の本ではなく、お料理中心の本です。
私にとっては懐かしいフランスで暮らしていたときに私の住んでいた家にいた
「ばあや」のMathildeに教えてもらったレシピなども入れています。
撮影はとても楽しく進んでいます。

今年は以前から温めていたものが形になったり、
「ご一緒したい!」と思い続けてきた方とお仕事が出来たり、
私にとっては大変だけどやりがいのあることが沢山です。
せっかく願いが叶っているのだからひとつひとつ丁寧に、
味わいながらお仕事してゆけるようにしたいものです。

天然ほたる

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天然の蛍を見たことがありません。
子供の頃に虫かごに入っている蛍を見たことはあるような気がするのですが
自然の中で蛍を見たことがない私は、かれこれ10年近く天然蛍を見ることを
夢見ていました。
毎年、今くらいの時期になると夜のドライブをして蛍のいそうな所に行こうと
思うのですが、タイミングをずらしてしまったり、忙しかったりで
なかなか実現しなかった蛍ツアーだったのですが、ついに先日実現しました。
場所は青梅のちょっと先、詳しい地名はよく解らないのですが御岳山の先を
多摩川の支流沿いに上がっていった場所まで行ってきました。

夕方に着き、近くのおそば屋さんでお蕎麦を食べて日が暮れるのを待ち
お散歩していた途中で見つけたのが写真の花。
八重咲きのドクダミです。珍しいので写真に撮ってみました。
ドクダミはかわいそうな花です。なんと言っても名前がよくありません。
純白の可憐な花を咲かせるのだからもっとカワイイ名前を付けてあげれば
良かったのに…。と常々思ってしまいます。
ドクダミは葉を干してお茶にしたり、ベトナムではお料理にも使います。
家の庭の裏にも一重のものは沢山生えています。
私はドクダミの香りも爽やかで好きです。

そして河原で目をこらして待つこと数十分。
ついに蛍、見ましたぁ!2匹…!!
地元の人に尋ねたところ、「まだ早いよ。」と言われたのですが
せっかく来たのだし、早生まれ(?)の蛍だってきっといるはず!と
頑張ったかいがありました。たった二つの光だったけど河原をふわふわと
舞っている蛍の光は私の想像以上に明るくて、大きくて、きれいでした。
今週か来週あたりにはもっと沢山になっているはず。
週末の夜に時間が出来て、お天気が良かったらまた行きたいな。
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河原に降りるときに通った釣り場で出逢った猫ちゃんです。
人なつっこくて触らせてくれました。
釣り場のおじさんが私に「持って帰っても良いよ。」と言うので
「野良猫ですか?」と訪ねると、仔猫の頃に誰かかここに捨てていったとか。
ひどいことをする人もいるものです。
でも釣り場のおじさんたちに可愛がられ、毎日2匹のマスをもらっているそうです。
山と川があって、新鮮なお魚を日々食べているこのコは私の家に来るよりも
ずっと良い生活をしているように思えて、とても連れて帰る気にはなれませんでした。
猫ちゃん、交通事故にだけは気をつけてね。

楊枝専門店のようじ

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今日取材でいらした編集者の方が
おみやげに持ってきてくださったさるやの楊枝です。
入れ物も、もちろん楊枝も、ショップカードも
全てつぼにはまりました。

「さるや」さんは日本で唯一の楊枝専門店だそうです。
大切に使おうと思います。
それにしてもこのカードのおさるさん、大変気に入りました。
今度お店にも行ってみたいです。

かなしいおはなし。

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先日ウチにいらしたお客様が家の中を「とてもきれいになさっているのね。」
と褒めてくださったのですが、帰り際玄関先まで送るため外に出ると
「あら、お庭はなにもなさらないの?」とおっしゃいました…。
そこで私は絶句!「はい。」とも「いいえ。」とも言えず曖昧な返事と共に
お別れしました。

ウチの庭、確かに何も手をかけていないように見えるのでしょう…。
花壇からはみ出して伸び放題のすみれやワイルドストロベリーたち。
色とりどりの華やかな花は何一つなく、私のセレクトした植物たちは
どちらかというと雑草系です。
でも私は毎朝、下草になって枯れている葉を取り、悪い虫はいないか、
病気になっていないか観察しながら、いらない草は抜いたりして
一応これでもお手入れをしているのです。
そしてこの時期元気にのびのびと育った植物たちは
実はちょっぴり誇らしげだったりしたのです…。

自分ではこの庭に満足しているので変えるつもりはないのですが
褒めて育てて欲しいタイプの私としてはちょっと悲しいオコトバでした。
でも、こうやって写真にして見てみると、
確かに…「何かなさっている」ようには見えませんね。(苦笑)

ねこじゃらし

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先日、近所をお散歩していたら空き地だった土地に家が建つらしく
工事の人が測量をしていました。
工事が始まったらここの空き地に生えている雑草たちは
全部掘り返されてしまうから、何か良いものはないかな..?と
中に入ってみるとねこじゃらしが生えていたので摘んできました。

私はねこじゃらしが結構好きです。
活けると淡いグリーンが涼やかで部屋の中も爽やかな印象になります。
ねこじゃらし、その名と通り猫は喜んでじゃれてくれます。
それに葉は猫のサラダになるらしく、猫草が間に合わないときには
道ばたのねこじゃらしの若芽を摘んで来ていました。
ねこじゃらしを活けておくと、珠は顔を横にしてシャキシャキといい音を立てて
葉を食べたものです。
こいしは変わったコで葉は食べずに穂を食べていました。

どうせ掘り返されて全滅してしまうのだったら、
思い切り沢山のねこじゃらしを活けてみたい!と思い、沢山摘んで帰ってきました。
なんだかちょっと満足。

6月の「おすそわけレシピ」をアップしました。

今月のおすそわけは夏の定番、ジンジャーエードです。
柳瀬久美子の自慢のレシピ、どうぞお楽しみ下さい。

紅茶

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月の第三週はお教室ウィークです。
毎月一回生徒さんとお会いするのは私にとってとても楽しみな事です。
出来上がったお菓子を試食しながら、生徒さんとするティータイムは
いろいろな情報を交換出来る本当に貴重な時間です。

試食の時に一緒にお出しする紅茶は毎月なるべく違うものになるように
どこかに出かけるたびにお店をリサーチします。
先日麻布十番の近くのスーパーで見つけたこのパッケージ、
ちょっと可愛いのとブレンドが興味深かったので買ってみました。
アールグレイ・ラベンダーとスウィートジンジャー・ピーチ。
開けてみるとどちらもとても良い香りでモスリンのティーバックになっていました。
生徒さんたち、気に入ってくれると嬉しいな。

多分私のような仕事をしている人はもっと沢山のティーセットを持っているのが
普通な様な気もするのですが、実は私ティーセットは一揃えしか持っていません。
そのティーセットは私が唯一フランスから持ち帰ってきた食器で
とても気に入っているのですが、さすがに20年近くそれしか使っていないと
違うものが欲しくなったりするのも事実です。
もう一揃えティーセットが欲しい!と随分前から思ってはいるのですが
なかなか「これだ!」と思えるものに出逢えずにいます。

もの探しは難しいです。
ステキなものはこの世に沢山あるのだけど、自分の家のテイストに合うか、とか
ずっと飽きずに大切に使いたいと思えるか、などいざ買おうと思ってものを見ると
間に合わせで物を買えない性分が邪魔して、なかなか私に調度良いものって
見つけられません。
私のティーセット探しの旅はまだまだ続きそうです。

こいし、またね。

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6月4日早朝、こいし君は天国に行きました。
6歳と8ヶ月という短すぎる人生(?)でしたが、
こいしは飼い主にも恵まれ、とても幸せだったことは間違いありません。
悪性リンパ腫と診断されてから4ヶ月、こいしは健気に病気と闘いながら
本当に良く頑張ったと思います。
こいしに溢れんばかりの愛情を常に注いできた飼い主さんたちの悲しみや
喪失感の大きさを考えると、自分にも経験があるだけに
どんな言葉も無力で虚しく思えてしまいます。

古い話になりますが、こいしを拾ったのは私です。
当時住んでいた家の前の駐車場に石ころのようにうずくまっていた仔猫が
こいし君との出逢いでした。多分生後2ヶ月くらいだったと思います。
思わず外に出て近づくと野良猫らしく逃げるのだけど後ろ足を
引きずっていてちょっと心配でした。
しばらくはご飯だけをあげていたのですが、近くに母猫がいる様子もなく
怪我が良くなる風でもないので、捕獲を決意して出逢いから一月後、
こいしを捕まえることが出来て獣医さんに連れて行きました。

ちびっ子だけど目つきが鋭くノミだらけで、怪我も思った以上に酷かったこいしは
獣医さんに「難しいかもしれませんよ…。」と言われたにも拘わらず
何度も生命の危機を乗り越えて見事に退院。
その日から一緒に捕獲したSさんの猫になりました。
文字通りの「猫かわいがり」ぶりには私も珠(猫)も呆れるほどでしたが
こいしはおかげでのびのびとすくすく成長したのだと思います。
こいしが3歳になる頃、引っ越しで離ればなれになりましたが
Sさんと一緒のこいしの事は何も心配していませんでした。

今の家に引っ越して9〜10ヶ月後に珠は亡くなりました。
3年前のことです。珠は13歳と9ヶ月でした。
フランスに住んでいるときに珠をもらい、それからずっと一緒だった珠を
亡くした心細さは、どう表現したらいいのか判らないくらいのものでした。
私は私の最大の味方で最大の支えを失った、と思いました。
当時、ちょうど「お菓子な人生」の撮影とエッセイを1週間後に控え
ホント、私大丈夫…?!と途方に暮れたものです。
少しずつしか悲しみは癒えないし、不在にも慣れません。これはどうしようもないです…。
どんな慰めも励ましも純粋に嬉しくて、有り難いのだけど当時の私の心には届かず
心はただただ「たんちゃんに会いたい、会いたい。会いたい。」
と悲鳴を上げているような感じでした。

最初は見つける度に号泣していた珠が「ここにいた痕跡」(抜け毛とかが洋服やタオルに
付いているのです。)でしたが、次第にしみじみとじんわりと嬉しいものに
変わってきました。これも時の魔法でしょうか?
つい先日もフランスの料理書を読むために、フランス語の辞書を開いたら珠の毛を発見。
「あぁ、フランス語に苦労していた頃も珠は私の膝の上にいたんだなぁ。」と
嬉しくなりました。

こいしには会うと別れ際に私は「また来るからね。またね。」と声をかけていました。
こいが亡くなる前日にお見舞いに行ったときも「またね。」と言いました。
上手く説明出来ないけれど、私はいつかまたきっと珠やこいしに会える気がしています。
この世かあの世か、来世か…難しいことは解らないけれど、そう思うことにしています。
だからね、こいし、またね。また遊ぼうね。

つばめ

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皆さま、お元気ですか?
しばらくご無沙汰しているうちに6月になってしまいました。
先月は結局「おすそわけレシピ」の更新せず、
掲載紙のご案内も出来ずにホームページのことをすっとばしてしまいました。
こんなことではいけない!とエラク反省しております。
気分も新たに、今月からはきちんとやろうと思っています。

今更ながら…ですが、5月の掲載紙は
オレンジページ5/17号「ワールドサラダ・vol.2」
オレンジページ6/2号で「かわいい和菓子」
LEE6月号「レモン使いで料理の幅が広がります。」
などをやらせて頂きました。まだ手に取ることが出来るなら是非見てみてくださいませ…!

さて、ホームページのことをサボっていた間私が何をしていたかというと
ずっと撮っていた8月出版予定のお菓子の本の原稿を書いたり
今月から本格的に始まる9月出版予定の本のメニューを作ったり…と
机仕事に追われていました。
体調を少し崩してしまったせいもあるのですが
ほぼ引きこもり状態で家の中で一日過ごすことが多く、外に出ないうちに
季節がまた少し変わったように思います。

昨日は久しぶりの外出でいきなり遠出でした。
途中立ち寄ったパーキングエリアでツバメを発見。
建物の軒下に巣が沢山あり、親鳥が戻ってくると一斉に口を丸く開けて
と〜〜〜〜〜っても可愛かったです。
そろそろ巣立てるくらいまで羽も生えそろった雛たちは見上げている私を
不思議そうに見下ろしていました。
ツバメは大好きな鳥です。
なんと言っても飛び方が綺麗で、飛んでいる姿をずっと見ていても飽きません。
あんな風に飛べたらさぞ気持ちいいだろうなぁ…と思います。

東京ではすっかり見なくなってしまった燕です。
もしも家の軒に巣を作ってくれたら大歓迎なんだけどな…。

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