
今年のゴールデンウィークは特に遠出の予定もしていなかったのですが
突然思い立って静岡まで出かけて来ました。
我が家の日本茶は静岡の川根茶が定番です。
以前お茶問屋をしている人にお茶は育った環境と同じ水で煎れるのが一番美味しい
と伺ったことがあるので、その理屈で行くと東京でお茶を飲むなら狭山茶が
一番なのでしょうが、狭山茶にはあまり縁がなく色々試してみた結果、
川根のお茶に落ち着いています。
川根は大井川の上流にあります。景色も良さそうだし一度行ってみたいと思っていたので
ドライブがてらお茶を買いに行きました。
かなり急な山の斜面もきれいにお茶畑が並んでいます。
そして意外だったのはちゃんと手摘みでお茶を摘んでいる光景をあちこちで見られたこと。
機械摘みが主流だと勝手に思い込んでいたので、見ていて嬉しくなりました。
窓を開けて車を走らせていると、ときどきお茶の瑞々しい香りが風に乗って流れてきます。
すごくのどかでシアワセな気分になれました。
いつも通販で注文しているのでお店に行くのは初めて。
地図を頼りにたどり着いてみたらお店ではなく工場に行ってしまいました。
そんなわけで私の大好きな工場直売!ついでに工場見学もさせてもらえました。

そして以前から欲しくて、でも入手方法の解らなかったお茶箱まで譲って頂き大満足!
何に使うかまだ未定ですが、湿気に強いお茶箱は乾物の保存やお米の保存にも良さそうです。
なんでもそうですが、作り手の方と直接会ったり、自分の好きな物を育んだ土地に行ったり
するとそれらのものにますます愛着と親しみが湧いてきます。
茶摘みはこの時期の風物詩かもしれないけれど、私は初めて見ました。
知っているようで知らないことって沢山あります。
これだけオトナになっても「初めて」のことって沢山あります。退屈しませんね。