2020/1/15 水曜日
1月のお料理教室
1月のお料理教室のテーブルです。
今年は3月まで外部の仕事の関係でスケジュールが変則的ですが
一年通して季節のお料理を紹介できるように
休むことなく開催を目標に頑張りたいと思います。
暖冬とは言えそれなりに冬らしくグレーの空が続いたので
部屋の中は少しでも明るく、早春のような気持ちになりたくて
明るいブルーのクロスを選びました。
Parisで買ってきた厚手のサテン地の四隅を縫っただけですが
布自体が素敵なのでとても気に入っているクロスのひとつ。
そこに棚の奥の方にしまってあったお魚の形のお皿を見つけ
たまには使ってあげないと可哀相!とセッティングしました。
ポワドナップは兎。
でもこの兎、ネズミにも見えない?っと子年にかけてセレクト。
Carpaccio de daurade parfume au Yuzu
柚子香鯛のカルパッチョ
カルパッチョは美味しいお魚をスライスしてヴィネグレットソースを
かければ出来上がってしまうお手軽で見栄えも良い美味しいお料理。
でもそれだけではお教室のメニューとしては少し物足りないのです。
せっかくいらしてくださる皆さまに少しはお得な情報になる「技」とか
「知恵」とかお伝えしたい。と思うのです。
そこで今回は限りなく生のお刺身に近い感じの浅いマリネで
でもお魚の臭みを取りつつ柚子やハーブの香りを付ける方法を
ご紹介しました。
この方法を知っていると夕方に駆け込んだスーパーの特売のお刺身の柵でも
臭みなくその日の夜ご飯に美味しく食べる方法としても役立つので
便利かな?と思って…。
カルパッチョの下には辛みを取るようにカットしたさらし玉ねぎとディルを
柚子の果汁でさっと和えた野菜を敷き込みました。
そして柚子の皮で風味を付けたオイルをさっとかけていただきます。
少しだけ凝縮した鯛にディルと柚子の香り。シャキシャキの玉ねぎ。
夏場にはライムなど柑橘類を別のものにアレンジしても楽しいと思います。
このフィッシュプレートが思いの外生徒さん達に好評でした。
一昔前イルムスなどでよく見かけたロイヤルコペンハーゲンの
お皿ですが今はもう廃版だそうです。
以前は手まり寿司を盛ったり、ピンチョスをのせたり
結構便利に使ってたのですが、奥にしまうとダメですね。(笑)
Potee
ポテ
メインはポテを作りました。
本来は数日間かけて作るプティサレ(塩漬け豚肉)を使いますが
もう少し各ご家庭での再現性が良いように一晩だけ塩漬けにした豚肉を
使って手軽に出来るレシピにアレンジしました。
白インゲン豆を茹でた煮汁も利用して大きめにカットした野菜と共に
煮込む豚肉で作るポトフのようなこのスープは身体の芯から温まり
そしてホッとするような優しい味に仕上げます。
綺麗なスープにするためには豆をグズグズに煮崩さないことと
アクと浮いてくる脂を丁寧にすくうこと。
…なんて書くと大変そうですが、私はスープの表面に浮いてくる脂を
アクすくいやレードルで取る作業が大好きです。
冷たい水を張ったボウルにすくった脂を入れると一瞬で固まります。
この見た目に成果が解る作業!良いですねぇ〜。
浮いてきた脂を取っただけでなんか自分も痩せたような気分になるのは
私だけでしょうか…?(まあ勘違いなんですけどね。)
Gateau souffle au banane
avec Creme chantillu au yaourt a la framboise
バナナのスフレケーキ
ラズベリーヨーグルトクリーム添え
バナナの焼き菓子が大好きです。
でもデザートにするには重ためのお菓子が多い気がして
デザートにもなるようなバナナの焼き菓子が食べたくて考えました。
スフレケーキなので焼きたてからは少ししぼみますが
口当たりは軽く、そしてしっとりとしたガトースフレ。
普通にふんわりとホイップクリームを添えても良かったのですが
お皿を華やかにしたかった私はラズベリーのピュレを混ぜ込みました。
ヨーグルトも加えカロリーもダウン。
今回はフラワーケーキ型を使いましたが勿論丸型でも大丈夫。
最近の私は自分の持ち物を存分に使いたくて登場回数の少ないものを
使うことに凝っているようです。(笑)
久しぶりに使うとやっぱり良いものは良いですね。
合わせたワインはこちらの2本。
白ワインはポルトガルのもの。
温度が低すぎると酸味を強く感じてしまうので冷やしすぎない方が
香りが立ってふくよかな感じになります。
お魚料理との相性の抜群な美味しい白ワインでした….
赤ワインは豚肉に合わせて王道のガメイ。
こちらは抜栓を少し早めにした方が華やかで軽やかな梅の様な香りが
立つような気がします。
どちらも素敵なワインでした。
今月もご参加の皆さまありがとうございました。
ポテは沢山作って翌日以降も美味しいですよ。
私は残りのポテに焼き餅を入れてお雑煮風にしました。(笑)
そして、これが妙に美味しかった!
機会があったらお試しを!
Comments Off