Archive for the '道具や器のこと' Category

戦時中の陶器のカトラリー

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…このカトラリー、見たことある方もいらっしゃるかと思います。
もう廃刊になってしまったけれど2007年に出版した私の著書
「白いお菓子」の表紙にも使ったカトラリーです。
この本の中にはミニコラムで「私の好きな白いもののお話」という
ページがあり、そのコラム用に撮影したカトラリーです。

今日は本の事とはあんまり関係なくこのカトラリーのお話しを
させていただきたいと思います。

今から15〜6年前、とあるアンティークショップで出逢ったのが
この陶器のフォークとスプーン。お店にはナイフもありました。
「可愛らしいな。きれいだな。」と思って手に取ってみていたら
お店の方が「これは第二次世界大戦中の日本で作られたカトラリーです。」と
教えてくださいました。

「なるほど…」とお店の方のお話を伺いながらも当時の私はただ
このカトラリーの用の美に惹かれて購入を決意。
だってあの頃は日本と戦争はもう無縁だと信じて疑っていなかったから…。

白いお菓子の撮影でこのコラムに入れる私の好きな白いものを
リストアップしたときにも、なんとなくこのカトラリーを選びました。
そしてコラムを書くに当たり、改めてこのカトラリーについて調べました。

戦時中資源を持たない日本は武器を作るための金属にも困り
挙げ句、一般家庭にある細かい金属まで国に徴収されたそうです。
そんな中、代用品として作られたのがこの陶器のカトラリーだったそうです。

日々使っていた金属のカトラリーをはじめ日用品が溶かされて
ヒトを殺すための武器や弾丸になる…?!
信じられない!怖いなぁ…。と戦争の狂気を感じると共に
フォークやナイフをかき集めないとならないくらい困っている国が
戦争に勝てるわけないよね…。と先の敗戦を思ったものです。
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一方で改めてこの陶器のカトラリーを見ると
そんな苦しい時代に作られたのに、なんて美しいのだろう。
よく見るとフォークの先端には微かな返しがちゃんと付いていて
刺したものが滑り落ちにくい工夫もされています。

当時の陶磁器職人さん達、どんな気持でこんなもの作ってたのかなぁ
と想像するととても哀しい気持ちになりました。
でもでも、それでもまだまだ他人ごと…というより
それはもう二度と繰り返さない過去のことだと思っていました。
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ここ数年の日本は急激に変わりましたね。
思えばあの震災と原発事故以降少しずつ…でも随分変わりましたね。
沖縄の基地のこと、原発の再稼働のこと、TPPのこと、安保法制のこと。
私には「ほんとうに」何が正しいのかはわかりません。
また「こうであって欲しい。」という希望はあってもその為には
どうしたら良いのか、具体的な解決法がわかりません。

でももう人任せにして知らんぷりしていると
気が付いたら望んでもいない大きなうねりに巻き込まれて
後戻りの出来ない場所に連れて行かれちゃうのかもしれないな…と
漠然と怖くなるときがあります。

自分はジャンヌダルクでもなければ、ナウシカでもない。
そしてどこかに拳を振り上げたくなんかない普通の人です。

でももう二度と再び私たちの様な普通の人の家から
金属のカトラリーが姿を消し、どこかの陶磁器職人さんたちが
代用品として陶器のカトラリーを作らなくてはならない様な日々が
訪れないようにと強く強く望みます。

その為にはどうしたら良いんだろう…?って
今までよりももっともっと真剣に考えようと思います。

この陶器のカトラリー、最近妙に思い出されてしまってあったのを
ストックルームの奥から引っ張り出してきて
久し振りに手に取り、触れてみたら
こんなこと書かずにはいられなくなりました。

鉄のフライパン

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昔働いていたレストランでシェフが賄いに作ってくれたオムレツ。
フライパンの上でコロンと転がりながら綺麗なかたちになるのに
憧れて、「私もオムレツ作れるようになりたい!」と教えてもらいました。

当たり前ですが最初から上手に出来るわけもなく悪戦苦闘。
それからしばらくスタッフの賄いは私のオムレツが続く日々。
来る日も来る日もオムレツばかり食べさせられて
みんなはきっとげんなりしていた事でしょう。
でもそのおかげでオムレツは上手に作れるようになりました。

その年の私の誕生日に「お店からのバースデープレゼントだよ。」と
この鉄のフライパンをもらいました。
とても嬉しくて大切にしてきたフライパンでしたが
いつの間にか手入れの楽なフッ素加工のフライパンの登場回数が多くなり
キッチンの片隅で眠ったままになってしまい…。

先日ふとこの鉄のフライパンの存在を思い出し
そして私は今でも上手にオムレツが作れるのかしら…?と不安になり
もう一度フライパンを焼き直し最近また使い始めています。

鉄のフライパンはしばらく使っていないと「ならし」が必要。
強火でフライパン自体を良く焼いてから少し冷まし
再び今度はオイルを注いで加熱します。
全体にオイルをよく行き渡らせたらペーパータオルで余分なオイルを
拭き取ります。
鉄に火の入った色と艶がとても綺麗になったところでならしは完了。

ちょっと緊張しながらオムレツを作ってみました。
私の好きなオムレツは卵と一緒にグリュイエールチーズを入れるもの。
油はグレープシードオイルとほんの少しのバターで焼きます。
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久し振りに焼いたオムレツはこんな感じ。
ちょっとイビツです。(苦笑)
でもきれいな卵色ではなく、所々香ばしく色が付くのは好みの仕上がり。
フライパンの上でころん、ころんと転がりながらオムレツ風のかたちに
なってくれてとても楽しかったです。

それから数日間は私のお昼ご飯は日々オムレツだったのですが
さすがに飽きて来たので今は少し休憩中。
でもせっかくならしをしたフライパンです。
もっとマメに使ってあげたくてパンケーキを焼いたりしています。
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このフライパンは他のモノの匂いが移ったり傷を付けたくない!と
もらったときからオムレツとパンケーキ以外焼いたことのない
超過保護なフライパンです。

ここ数年私の好みはホットケーキ風の分厚いモノだったのですが
フライパンの為にホットケーキの登場回数が増えたらこちらも飽きて
最近は薄めのバターミルクパンケーキがお気に入り。
きれいに焼き上がると嬉しくなります。
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…が、それにも飽きて来た今日この頃。
でもせっかく再デビューした鉄のフライパン。
もっと使いこなしてあげないと可哀想な気がしているので
オムレツとパンケーキだけじゃなくもう少し料理の幅を広げて
他の卵料理やフレンチトーストくらいは焼いてみようかな…と思っています。
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私の元に来て30数年。
無駄のないフォルムは見れば見るほど美しく
何故こんなにも長く眠らせていたんだろう?と後悔しきり。
これからはもっともっと使って、もっともっと自分の手に馴染むように
してゆきたいな、と思っています。

ブルーラインのパイレックス

私は自他共に認めるお道具オタク。
そして自分の好きじゃないモノは身近に置きたくない、と
いつも偉そうに豪語しております。

ある程度ストイックにモノを選ばないと家の中は
豪邸でもない限り統一感のないごちゃごちゃになるのがオチなので
間に合わせでモノは買わない主義です。

それでもどうしようもなく間に合わせで買ってしまったモノが
あるのです。
そして元来ケチな私はそういうモノを捨てられない…。

今回20年越しの欲しかったモノを手に入れました。
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この可愛い豚さんが遠くアメリカから運んできてくれたのです。
むふふ〜〜〜。
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それがこの右側のパイレックスのメジャーカップです♪

ウチのキッチンのポイントカラーはブルー。
だって私はブルーが大好き!
今の家に住むことにした決め手はシステムキッチンが
古いタカラのホーローキッチンでポイントカラーがブルーだったから。

この仕事で独立して自分のキッチンを持った時から
私のキッチンはステンレスなどの銀・陶器や布の白・鋳物の黒
そしてポイントカラーはブルーに統一しよう!って決めてました。
だからキッチン用の洗剤もスワイプのブルーの液体。
食器洗いのスポンジはブルー!と強くこだわってきたのです。

でもね、キッチン用品って赤をポイントカラーにしているモノが
日本は圧倒的に多いのです。なかなかこの赤を排除するのは難しい。
この写真のパイレックスも赤の方が一般的でしょう?

250mlの小さい方のメジャーカップはその昔ブルーにこだわり
青山あたりのオシャレなキッチン用品店で買いました。
ある日、大きな1000mlのパイレックスが急遽仕事で必要になり
でも青山まで出てるヒマはなく、家の近所のイトーヨーカドーで
見つけたのはレッドラインのパイレックス。
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買いたくない、でも買わないと仕事にならない…。
取りあえず買って今度青山まで行ったらブルーに買い直そうと
思ってこのレッドラインを購入。

なんだかなー、と思いながらもあれば使っちゃう。
そして用途としては済んでいるから何となく買い直しそびれているウチに
時は流れ、なんだかなー…と思いながらも私と共に3回の引っ越しにも
付き合い気が付けば長い付き合いとなってしまっていたレッドライン。
そして気が付いたら街でブルーラインのパイレックスを見なくなりました。

先日ネットサーフィンをしているときに偶然このブルーラインの
画像を見てやっぱりどうしてもブルーラインが欲しい!と思い立ち
色々調べてみると解ったことはもう製造していないと言うこと。が〜ん!

なんであの頃とっとと買い直さなかったんだろう…?と後悔することしきり。
入手困難になってしまったパイレックスのブルーラインが頭から離れず
時々思い出すとネット検索をしていたら見つけたのです!!!
e-bayで。
欲しい、ど〜〜〜しても欲しい。カネならある!←大袈裟。
でも海外への郵送は不可!と言っている…。でも欲しい。

これはアメリカ在住の誰かに頼むしかない!と頭の中で友人知人を
思い浮かべていたら…なんといるじゃないですか!
調度今、ご主人の出張に伴ってアメリカに行ってる仲良しが。
そして彼女の親族は現在アメリカ在住。

彼女に競り落としてもらって、ご親族の家に送ってもらい
次回彼女がアメリカにまた行く時に引き取ってくれたら…。

あまりの物欲に目が眩み、それがどの位面倒で迷惑なことかも顧みず
彼女にメールをしてみました。
二つ返事でこの面倒臭い話を引き受けてくれた優しい彼女。
ご自身の次回の渡米の予定は未定だけど数ヶ月後にお父上が渡米するので
その時に引き取って持って来てもらうように頼んでみますね〜!と
なんと家族総出でご迷惑をおかけすることに…。(本当にすみません。)

このパイレックスのお値段は送料込みで合計すると約1万円相当。
今も売っているレッドラインは1000円です。
ちょっと腹が立つ値段ではありますが欲しいんだから仕方ありません。

友人のご主人は「くーちゃん、本当にこの値段理解して言ってるの?
もう一度確認したら? 」とわざわざメールをくれるほど…。

いーんですっ!馬鹿げているけど良いんです。とメールを返し
待つ事数ヶ月。
GWのある日、お二人でこの豚さんの段ボールに入ったパイレックスを
届けに来てくださいました。

そしてこの段ボールが中身にそぐわず大きいこと!!
届いた時のまま運んでくださったそうですが、お父様大変だったはず。
本当にご家族総出で私のためにご迷惑をおかけしましたが
やっと私のモノになったブルーラインのメジャーカップを
キッチンで見る度に幸せを噛みしめております。
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今日まで頑張ってきてくれたレッドラインのパイレックスですが
そんな予感はしていたのですがいざとなるとやっぱり捨てられない。
今はストックルームにしまってありますが、何かの時には使うかも?
または有効に使ってくださる方がいたらそちらで第2を人生を…。と
思っています。
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番外編でもうひとつ…。
これはブルーラインのパイレックスを待っている最中に
パリで見つけたメジャーカップ。
もう私は迷いませんでしたよ!
「ブルーラインだっ!」と言うだけで即購入を決心。

コーヒー豆ジプシー

コーヒーは朝に淹れるだけで家にいたら一日1回しか飲みません。
あとは大抵、お茶関係か水。
私が一日の中で一番飲む飲みものは多分水です。

でも朝は絶対にコーヒー!
インスタントじゃ目が醒めないから絶対ダメ!
これは一人暮らしを始めた10代終わりの頃からそうなのです。
でも、そんな私なのに豆にこだわったことはありませんでした。
ここ30年近く使っているのはLavazzaのエスプレッソ用の
既に挽いて真空パックになっているものを
毎朝ペーパードリップで落とし、ミルクを入れたカフェオレを
家ではずっと愛用していました。
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そんな私が変わったのはこのコを手に入れたから…。
私はコーヒーミルを持っていませんでした。
時々海外のお土産で挽いていない豆をもらうと友人の家に行き
豆を挽かせてもらって、やっぱり挽き立ては美味しいなぁ。
私もミルグラインダー欲しいなぁ…と思いつつも
気に入ったコに出逢わずなんとなくやり過ごしていました。

でも、出逢ってしまったのです。
クイジナートのミルグラインダー♪
クイジナートはフードプロセッサー、ハンディブレンダーなど
機能とデザインが気に入って愛用しているものがいくつかありますが
先日クイジナートのお仕事をさせて頂く機会があり
その時に知った商品がこちら。
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姿良し、機能良し。
コーヒーだけでなくふりかけを作ったり
少量のナッツをパウダーにしたいときなども便利に使えます。
そうやって色々に使いたいからグラインダーの中を洗えないと
ニオイが気になるけれど、これはステンレスのブレード部分が
取り外せて洗えるところが気に入っています。

毎回フランスに行くたびに自分用に買って帰るVerletのコーヒー。
今年からは挽かずに豆で連れて帰れます。んふ〜〜。

Verletの豆がなくなる頃、ワタクシはたと気付きました!
これからどこでどんな豆を買えば良いのかしら?…と。
せっかく良い器具を手に入れたのですから愉しみたい。
Verletみたいな自家焙煎のコーヒーの美味しいお店はどこ?
遠くまでマメに買いに行くのは無理だから近くでお気に入りの豆を
手に入れて、私の朝のコーヒータイムを充実させたい。
日々の事なのであんまり値段の高い豆もイヤ。
グラインダーを手に入れてからまだ2ヶ月ちょっと。
Verletのコーヒーがなくなって日が浅いので
「ウチのコーヒー豆」が決められずコーヒー豆ジプシー状態です。

家の近所の自家焙煎のコーヒー屋さんやちょっと気になるコーヒー豆を
少量買っては試している最中です。
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つい先日は家の近所に最近出来たグロッサリーで
ONIBUSコーヒーを見つけたので買ってみました。

コーヒーも産地や焙煎の仕方、豆のブレンドなどなど
きっとこだわってみたら迷子になりそうな奥深さなのでしょう。
…それは恐ろしすぎるので自分の好みを伝え
それを解ってセレクトしてくれるような安心なお店探しをしている最中。

気にして見たらウチの近所には結構沢山のコーヒー屋さんが
あるではないですか!
興味を持っていないと目に入らないものですね。
次はどこで何を買おうかな…♪
当分コーヒー豆ジプシーを楽しめそうな予感です。

白いお皿

持っていると便利なのは白いお皿。
どんなお料理にもどんな他のお皿とも合わせるのが楽だし
食器を揃えるなら白いお皿をオススメします!…的な
雑誌の特集をその昔読んで、憧れの料理家さんやスタイリストさんの
白い食器コレクションを誌面で眺め、「おぉ、そうか!そうなのか!」と
妙に納得して揃い集めた白いお皿は数知れず…。

その中で買ってはみたもののコレはあまり使わなかった…とか
やっぱりコレはすごい便利!とか成功も失敗も繰り返しました。
そして一通り自分の生活に必要な食器が揃い、食器熱も落ち着いてきて
ベースとなる白い食器に目を向けることはあまりなく
ここ数年は暮らしていましたが、実は人生の中でどうしても手に入れたい
白いお皿があと2種類あったのです。

そのひとつがこちら。
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BERNARDAUDのルーブルシリーズ。
自分の食器を揃え始めた頃はこういう誰もが知っている高級ブランドの
品行方正な食器が自分のライフスタイルには合わない気がして
あまり興味がなかったのですが、長く続く老舗ブランドのものには
やっぱりそれなりの理由がある…のでしょうか…?
自分の生活の中で「老舗高級ブランド」のものを使って
使いこなして、その良さを自分なりに理解したい…と思うようになりました。
GINORIのミュージオシリーズとどちらにするかとても迷ったのですが
リム内の大きさや触ったときの質感などそれはそれは何度も何度も
デパートで実際に見て触って考えて…を繰り返しこちらにしました。

今更このラインを全て揃えるつもりは勿論ありません。
でもスープ皿はあったら嬉しいかな…などと色々妄想しています。

実はこのお皿、Y家のTさんのプレゼント。
Tさんは私がお料理教室を始めたとき、「お祝いになんか買ってあげるから
必要なものを決めたら教えてね。」と言ってくださってました。
「ワインセラーにしようかな…食器にしようかな…それとも…と
考えている間は世の中全てのものがぜ〜んぶくーちゃんのものだよ。」と
とても夢のある楽しい事をおっしゃるTさん。

その夢から覚めたくなくてなかなか候補をひとつに絞れなかったのですが
前回一緒にParisに行ったときにこのお皿を買ってもらいました。

お教室で使う度に生徒さんからも「やっぱりこのお皿ステキ!」と
おっしゃって頂けて私も大満足です。
褒められる度に「Tさんが買ってくれたの−!」と自慢する私。
Tさんの想いやParisの旅の思い出も加わり私にとって
このBERNARDAUDのお皿は特別な「私のお皿」になりました。

もう一つのまだ手に入れていない白いお皿のことは
またいつか機会があればお話しさせてくださいね。

現実逃避

忙しいときに限って別のことをやりたくなります。
暇なときには後回しにしている面倒臭いことを
急に本気で心を込めてやりたくなったりするのです。
質が悪いですね〜。
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鍋の手入れも日々のお手入れよりもう一手間かけたくなったりして…。

業務用のアルミの鍋は黒ずむのがイヤなので仕事終わりに
その日に使った柑橘類があればその皮や果肉と共に弱火にかけておきます。
う〜んと疲れているときはそれでおしまい。
普通に日々のお手入れの時はその後さっとクレンザーとコルクなどで
気になるところだけを部分的に磨きます。
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本気になる日はBrilloで磨きます。
鍋はBrillo以外では絶対に磨きません。
スチールたわしで鍋をこすると言うことは鍋を傷つけるわけですから
目の細かいものを選ばないと、次に使うときに更に焦げやすくなったり
汚れが付きやすくなったりすると思うのです。
ですからなるべく目の細かいものをセレクトします。
そしてBrilloでの鍋磨きはちょっと楽しいのです。(最初はね…。)
磨き終わった鍋は新品とは違うけれどきれいにぴかりと輝くし
こういう目に見える成果は満足感を得られます。

…でもね、1つ鍋を磨くのはたいした手間ではないのだけど
おろしてしまったBrilloの事を考えると一気に全部やってしまいたい!
そうすると、これが結構時間のかかる作業で…
他にやらなくてはならないことがあるのに始めてしまったことを
後悔する羽目に…。

持っている鍋全てがピカピカになる頃、私の指先はボロボロになります。
でもひと月に一度くらい鍋を磨くと日々綺麗な鍋と仕事が出来て
とっても気持が良いものです。
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ホーローは磨けないのでときどき漂白剤に浸けて白さを保ちます。

道具好きな私は道具も手入れも結構好きです。
面倒臭いと思うことも勿論あるけれど、気に入って選んだ道具ですから
ちゃんと大切に長く一緒に日々を過ごしたいと思うのです。
…なんて書くととても素敵なヒトみたいですねぇ。(苦笑)
ホントのこと言えば誰かがやってくれるなら
その方がもっと好きです、はい勿論。

…仕事に戻りまーす。

レオぽんの疑問

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ねぇ、おばさん。
ボキュはとっても不思議なんだけどね…。
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ど〜してたった2〜3日の旅行で別送便が必要になるの?
不思議だにょ…?

…そうね、確かに不思議だにょ。
おばさんにもそれはどうしてだか良く解らないんだにょ…。

今回の京都では買い物に走り回る時間は予定に入れてなかったので
身軽に行って、身軽に帰ってくる予定でした。
…が…
欲しいものがあったことを思い出してしまいました。
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さざれ石のある下鴨神社の神紋はふたば葵です。
私はこの下鴨神社のマークが大好き!
この紋を作った人は本当に優秀なデザイナーさんですよね。
見れば見るほどグッドデザインと思います。
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…と言うわけで、ご購入!(笑)
でもね、これは衝動買いじゃないんですよ。
長年欲しくて、でも買う機会がなかなかなかったのです。

大きめの急須は撮影など家にスタッフが集まるときに便利です。
以前から使っているものはちょっと小さかったのと
繊細過ぎる薄い陶器なことが、撮影など複数の人達が集まる場では
ちょっと使い勝手が悪いな…と思っていたのです。

そこで大ぶりの急須を探していたのです。
最初に良いな!と思ったのは鳥獣戯画の絵付けの清水焼の急須。
でもご同業の方、数名が既にお持ちで雑誌などで紹介していたので
なんとな〜く買う気がそがれタイミングを逸していました。

それから数年後、京都に来て宝泉さんでお茶をしたときに
店先に飾られていたのがこの急須。
コレ、欲しい!とお店の方に伺うと、こちらは売り物ではなくディスプレイで
これは下鴨神社でしか売られていない、とのことでした。

その後何度か京都には来ていたのですが下鴨神社には寄らなかったので
買う機会を持てずにいたのを今回やっと神社にお参りに行けたので
一緒に連れて帰ってきた、と言うわけです。
嬉しいな。早く使いたいな…♪
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大昔のブログにも書いたことがありますが…
私は毎朝1〜2本のお線香を焚きます。
珠ちゃん(先代のネコ)のため…という名目ですが
単純にお線香の香りが好き!というのもあります。

京都や奈良に行くとお寺オリジナルのお線香を売っている所があります。
それを見つけけると必ず買うのですが、今までの中で一番のヒットは東寺香。
仁和香も華やかで気に入っています。

今回は大徳寺の塔頭、大仙院でお線香を売られているのを発見!
どんな香りが楽しみです。
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あとはね、お宿がイノダコーヒー本店のすぐ近くだったので…。

旅館は大好きですが朝起きてすぐコーヒーが飲めないのが
たまにきずですね。
イノダコーヒーがすぐ側で本当に助かりました。

…とか、とかとかとか…で別にたいしたお買い物はしてないのよ。
…と何故かレオに言い訳がましく説明してしまったりして…。
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ふ〜〜〜ん。
で、ぼきゅらへのおみやげは???
と、思っているレオぽんなのでした。

6月のお料理教室が終わりました。

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ここの所お料理教室当日に雨が降ることが多いので
今回この夏らしいひまわりを買うときに
これで教室当日雨で部屋が暗かったら悲しいなぁ…と思ってたのですが
ギリギリ晴れてくれて良かったです。
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タイルは4枚合わせるとデイジーの花になるミニタイル。
これは数年前に行った京都の下鴨神社の骨董市で買ったものですが
今回のひまわりを見ていて思い出して下に敷いてみました。

ご紹介するお料理もこれからの暑い季節にピッタリな
初夏をイメージして考えたものです。
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Vichyssoise lapide et legere avec gelee d’agrumes
軽い仕上がりのヴィシソワーズと柑橘ジュレ

ヴィシソワーズはジャガイモの冷製ポタージュのこと。
本来はポワローをバターでソテーしたものと共にフォンドヴォライユ
と牛乳でジャガイモを茹でてポタージュにしますが
今回のものはその手間を省いた簡単バージョン。
簡単な上にヘルシーです。
夏らしくさっぱり食べられるように濃度もサラリと軽めにして
ヨーグルトも加えて更にさっぱり仕上げてみました。

ヴィシソワーズにはコンソメのジュレが入っているものが定番ですが
今回はその代わりに塩を効かせたオレンジのジュレを合わせました。
オレンジ・レモン・ライムの皮のすり下ろしとオリーブオイルで
おめかししたヴィシソワーズは夏のおもてなしのスターターにはピッタリ。
そして暑い日の簡単お昼ご飯にこれとトーストなんてメニューも
オウチの一人ご飯に便利です。
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Ouefs de caille poches a la piperade en caisse
ケースに入ったうずら卵のピペラード

ピペラードはバスク地方の野菜の煮込み。
ピメンデスペレットを使うのが特徴のオーソドックスなメニューです。
一緒に鶏肉を煮込んだり、スクランブルエッグを加えたりしますが
今回はお肉は仕上げに添えたバイヨンヌの生ハムだけ。
そしてスクランブルエッグではなくウズラ卵をポーチドエッグにして
おもてなし風に可愛らしく添えてみました。

ケースにしたのは春巻きの皮です。
サブレ・サレやパートブリゼを作るよりも手軽でずっとカロリーダウン。
手間暇省けて、ヘルシーで美味しければこんな嬉しい事はないですね。

火を入れると甘くなる野菜達をピメンデスペレットの
柔らかな辛みが全体を引き締めて、動物性タンパク質のない寂しさは
生ハムとポーチドエッグとスライスして添えたパルメザンチーズが
補ってくれます。

見た目はボリュームたっぷりですがほぼ野菜なので
案外ぺろりと食べてしまえます。
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Isaki au sauce a capre et risotto de quinoa
いさきのケッパーソース・キノアのリゾット添え

立派ないさきちゃんは三枚おろしにしたもので6人分。
そしてあらで取ったフュメでケッパーソースと
キノアのリゾットを作ります。

キノアのリゾットは空豆と一緒に炊こうと思っていたのを
急遽変更で宮古の枝豆にしました。
空豆の場合はわざわざ事前にボイルしなくても良いけれど
枝豆の場合は事前にボイルしてからキノアと合わせた方が良いみたい。
理由は生のとき、皮をむくのがと〜〜〜っても大変だから。(笑)

試作は空豆でしたのですが、事前にボイルするのは一手間だから
一緒に炊きあげようと、手間を省いたつもりが
同じ事を枝豆でするとこちらはボイルした方が生の皮をむいて
一粒づつ豆を取り出すよりずっと楽だと判明。
枝豆を生のまま鞘から取り出したことはなかったので
初めて知りました。

ソースはクリームソースですが、こちらも軽く仕上げる工夫を
何段階かにわたってしているので見た目よりもずっとあっさりしています。
ケッパーの酸味が爽やかなこのソース。
私の大好きなお気に入りソースなのですがお魚だけでなく
キノアのリゾットにもメチャクチャ合うのでたっぷりかけて
いただくのが美味しいです。
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Gateau ananas caramelise
キャラメリゼしたパイナップルケーキ

昨日カットしたパイナップル約1/2ヶ使って作ります。
キャラメリゼしたパイナップルを並べたアーモンドの粉が
ベースのバターケーキ。
焼き上がりの表面にはキャラメリゼしたときのソースを
たっぷり刷毛で染みこませます。

焼き込めなかったパイナップルのキャラメリゼとソースは
お皿に添えて、今回はパッションフルーツのソルベも
一緒に合わせてみました。
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今回合わせたワインはこちら。
La Desireeとヴィシソワーズの柑橘の香りは
とても良いマリアージュだったと思います。
でもピペラードとは微妙だったかもしれません…。

今回のような前菜二品を1つのワインで合わせようとするのは
きっと無理があるのでしょうねぇ。
ん〜〜〜。メニュー構成とワインのマリアージュはなかなか難しいです。
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今回お出ししたバターはこちら。
冷蔵庫から出してすぐでもナイフがすっと入ってしまうくらい
柔らかめの仕上がりのこちらのバター。
風味も良くて美味しかったです。
demi-selだけどお菓子が作ってみたくなるまろやかな味でした。
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ナイフレストはsabreのオールドファッション。
プラスティックなのに色合いがシックで大人っぽい所と
お値段はとってもリーズナブル♪な所がお気に入り。
Parisに行く度にショップを覗いては何か買っていたのですが
最近CONRANでも買える様になったとか…。

カラーバリエーションが豊富で見ていると全部欲しくなっちゃう
危険なお店が日本に来たなんて嬉しいような、怖いような…。(笑)

二ヶ月続けてメインがお魚だったのには理由があります。
計画性皆無なワタクシではありますが7月8月は二ヶ月連続で
エスニックなメニューでお肉をがつん!と食べて
夏ばてを吹っ飛ばそう!!と思っています。

エスニックと行ってもまだどの国のお料理にするかは未定ですが
中東辺りとアジアのどこか…ん〜〜、南米も良いな…と
妄想で世界各国旅している最中ですが
羊肉でクミンの風味…なお料理は絶対に入れるつもりでおりますので
ご興味ある方はお問い合わせくださいね。

今月もご参加のみなさま、本当にありがとうございました。
今月は初めて参加してくださった方もいて、私はちょっと緊張しましたが
すぐに和やかな雰囲気を生徒さん達が作ってくださるので
私の緊張も解け、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

次の準備をしながら試食のお料理を召し上がってる皆さんの姿を
少し遠目に眺めているのが私は大好きです。
お料理を囲んで会話が弾んで、楽しそうな姿を目にする度に
「あぁ、シアワセだなぁ。」としみじみ思います。

またよろしくお願いいたします。

業務連絡&つれづれ…

*最初にお教室のご案内から*
6月のお料理&お菓子教室の日程です。

お料理教室
6月7日(金)11:00〜
6月8日(土)11:00〜 (残席僅か)

お菓子教室
6月21日(金)自由クラス 11:00〜
6月21日(金)自由クラス 11:00〜
6月22日(土)基礎クラス 11:00〜(残席僅か)
6月22日(土)自由クラス 15:30〜

お料理教室は詳細未定ですが今月はキヌアなど使ってみようかな…
なんて考え中です。

お菓子教室自由クラスは旬のアメリカンチェリーを使ったお菓子で
詳細未定。(いつもギリギリまでレシピが出来上がらないのです!)

お菓子教室基礎クラスはフルーツタルトです。
ここで基本のタルト生地・クレームダマンド・クレームパティシエールを
マスターすればすごくお菓子作りの幅が広がります。

ご予約は専用カレンダーへのご記入、
または直接メールにてご連絡くださいませ。

皆さまのご参加をお待ちしております。
**************************************

先日久し振りに合羽橋に行きました。
ゴムべらや刷毛などは大切に使ってもはやり消耗品。
痛みが激しくなってきたら不衛生ですし買い換え時と思っています。
そして今回もそんな消耗品をメインにお買い物。
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今回は買った刷毛はマトファーの刷毛です。
刷毛はマトファーだけじゃなく日本製の刷毛にもお気に入りがあって
コシの強いモノ、しなやかなモノと用途に合わせて数種類持っています。

…でも今回合羽橋で教えていただいて初めて知ったのですが
なんとマトファーの刷毛にはコピー商品があるんですって!
皆さんはご存じでした?

コピー商品は刷毛の毛が抜けやすい粗悪品だそうです。
「えぇぇ??そうなのぉぉぉ??」と驚きつつも
私がずっとマトファーだと思って使っていたウチの刷毛、
そう言えば最初からよく毛が抜けるなぁ、って思っていたのよ…。と
妙に納得するところもあり…。
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さっそくオウチに帰って元々ある刷毛をはーちゃんが鑑定中。

…アヤシイ…。限りなくアヤシイのです。
まず柄のかたちが違うのも勿論ですが厚みが違います。
材質も青いマトファーマークのモノよりもざらついた感じ…。
そして刷毛の付け根の部分の始末の仕方が違います。
型番の数字の刻印もぼやけた感じです。

…どうも限りなくニセモノっぽい感じ。
どこでいくらで購入したのかも覚えていませんが
これからは気を付けなくちゃいけないなぁ…と思いました。

マトファーじゃないのにマトファーのふりをするのは言語道断ですが
一方で高級ブランド品が必ずしもいつも絶対なわけでもないのが
私の道具選びの基準にあります。

例えばゴムべら。
耐熱温度の高い丈夫なメーカー品よりも安いゴムべらのゴムのしなり具合が
お気に入りだったり、絞り袋のお気に入りも日本のノーブランドのもの。

お菓子の型もマトファー社の型は大好きだけど
日本のアルミやブリキの型にもお気に入りの型があります。
要は自分が納得して購入しているかどうか、なのですよね。

…でもこんな所にもニセモノがいる、という事自体が
一番の驚きなのでした。

ぼちぼちと…

どうも年末年始の雰囲気って上手く乗れないと
調子が狂うようです。
数ヶ月おきにやっていることではありますが
年明けには毎年必ずやることのひとつに
「初おろし」があります。
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キッチンクロスとふきんを見直してシミ抜きをします。
ちょっと手を入れればまだ使えそうなものは
同じタイミングで繕います。

それでもどうしても痛みが目立ち始めてきたら
掃除用・猫用・車用などにして
新しい布巾やリネンをおろすための水通しをします。

30代の頃は今よりもずっと仕事が忙しかったはずなのに
洗濯したリネン類は必ずアイロンがけをしていました。
毎日洗濯してアイロンがけする…という自分に課したルールに
自分が疲れてしまい、家事がかなり億劫に思えたモノです。

「ていねいな暮らし」に憧れつつもそれを苦痛に感じる自分に
自己嫌悪に陥ったり、身近な人間に当たったり…。

自分にとって心地良い暮らしはなんだろう…?と考えると
*リネンはきれいな方が気持ち良い。
*リネンにまでアイロンがけをマメにするのはツライ。
…だったら洗濯時、かなり丁寧に干すっていのはどうかしら??と
言うことで今はピシッと干してアイロンはかけない…で
我が家のリネンは落ち着きました。

そしてどうしても忙しいときは適当に手を抜いたって良いじゃない!と
開き直りながら…。
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今年は白雪布巾は何枚かを新調しましたが
お皿拭きのキッチンクロスは一枚も新調せずに
現役選手の続行だけでスタートすることにしました。
麻のクロスは本当に丈夫。
ちゃんと手入れしながら大切に使えば10年以上保ちます。
ウチのクロス達も殆どがこの家に来たときに心機一転!と
新調したモノばかりなので今年で10年ですが
中にはそれよりも前から使っているものもあります。

お手入れを終わらせてかごに戻すと
使い込んだもの達ですが、ピシッとして気持ちの良いものです。

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